「今は試合の内容を重視して進めている」
鮮やかな逆転勝ちで勝点3を得た鈴鹿。ホームでの白星は開幕戦以来、逆転勝利は今シーズン初めてだった。細かくパスを繋ぎ、ボールを保持する形ではなかったが、チームとしては大きな意味を持つ勝利となった。
三浦監督は「選手優先、選手が自ら考えて走り出すサッカー」と理想とするチームの形を常に言っている。その点において後半、「私の指示というよりも、ピッチ内の選手が冷静に判断した結果」、攻撃の形、ポジションを変え、攻勢に転じた。
まさに監督が求めているスタイルだった。ピッチ内にいたカズも「監督は我々に任せてくれている。自分や橋本らベテランが考え、若手を走らせた」と逆転劇を振り返った。
三浦監督は「選手優先、選手が自ら考えて走り出すサッカー」と理想とするチームの形を常に言っている。その点において後半、「私の指示というよりも、ピッチ内の選手が冷静に判断した結果」、攻撃の形、ポジションを変え、攻勢に転じた。
まさに監督が求めているスタイルだった。ピッチ内にいたカズも「監督は我々に任せてくれている。自分や橋本らベテランが考え、若手を走らせた」と逆転劇を振り返った。
もう一つの意味は、やはりカズの存在。ワンタッチの繋ぎ役に徹し、攻撃のスペースを作り、自らシュートも放った。後半は、トップ下で中盤での守備もこなした。またプレーだけではなく、劣勢の状況でも常にチームを鼓舞し、接触も多く荒れたゲームになっても、チームメイトを落ち着かせようと声を掛け続けた。
それでいて「まったくグラウンドの状態は気にならなかった」と語り、今シーズン最長の79分間プレーした。監督は「チームの中で最も冷静だった。勝つために必要な選手」と改めて断言した。
白星が先行している鈴鹿。三浦監督は「今は試合の内容を重視して進めている。苦しみながらでもシーズンの勝負所で良い位置にいればいい。焦ってはいけない」と話す。「キャンプから積み重ねてきたことが1試合ごとに良くなっている。5月はホームゲームが多く、我々の力を試す月になる」と今後への意気込みも語った。
取材・文●小崎仁久(フリーライター)
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それでいて「まったくグラウンドの状態は気にならなかった」と語り、今シーズン最長の79分間プレーした。監督は「チームの中で最も冷静だった。勝つために必要な選手」と改めて断言した。
白星が先行している鈴鹿。三浦監督は「今は試合の内容を重視して進めている。苦しみながらでもシーズンの勝負所で良い位置にいればいい。焦ってはいけない」と話す。「キャンプから積み重ねてきたことが1試合ごとに良くなっている。5月はホームゲームが多く、我々の力を試す月になる」と今後への意気込みも語った。
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