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伊東純也らを発掘した敏腕スカウトが惚れ込んだ日体大の三浦颯太。“10番”サイドバックの無限のポテンシャル

カテゴリ:大学

安藤隆人

2022年04月28日

「攻守に関わり続けられる選手になってほしい」(森スカウト)

 4月20日に行なわれた関東大学リーグ2部の関東学院大戦。三浦は高い位置に張り出して、テンポの速いボール出しで攻撃のリズムを生み出したが、守備面ではCBとのコンビネーションが合わなかったこともあり、2−4の敗戦を喫した。

 試合後、三浦は森スカウトと共に試合を振り返った。「反省点が多い試合でした。もっと違いを出さないといけなかった」と口にしたように、森スカウトからも厳しい指摘を受けたという。

 それもそのはず、この試合の三浦の出来は本来のそれとは程遠いものだった。いつもの躍動感はなく、攻め上がったあとのスペースを相手に活用されてしまっていた。甲府ではウイングバックをやった経験もあるだけに、ここで攻守の切り替えにおける運動量や、ボールを奪った後のダイナミックな展開を見せてほしかったのが本音だ。

 三浦への期待値は非常に高い。実際に森スカウトはこう評している。

「左サイドバック、ボランチ、3バックの左もできる能力はかなり魅力的。だからこそ、今日のような試合でその特性を生かしながら、サイドに張るだけではなく、ボランチの位置に入ってボランチを押し出して攻撃に厚みを持たせたり、CBのカバーをしながらも攻撃参加を狙い続けるなど、ウイングバックのように運動量を持って攻守に関わり続けられる選手になってほしいんです」
 
 日体大を1部昇格に導き、かつ甲府でもJ1昇格への力になるべく、2つの道を同時に歩み出している三浦。双方で求められていることを繋ぎ合わせ、大学でも甲府でも確かな成長を遂げられるように。最後に三浦はこれからの抱負をこう語ってくれた。

「甲府では全然出場できていないので1分でも多く出たい気持ちはありますが、日体大の10番としての役割もあります。求められる役割は全然違うので、与えられた場所でしっかりと適正なプレーをして、結果を出すことが重要だと思っています。これから意識を持って取り組んでいきたいです」

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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