“8番”としても“10番”としてもプレーできる
プレミアリーグのあるクラブのアナリストは、次のように評価する。「とにかくボールコントロールに優れている。DFにとって世界で最もボールを奪うのが難しい選手だ。その点においては(キリアン)エムバペ、ネイマール、(ラヒーム)スターリング、メッシよりも優れている」
しかも特筆に値するのは、アントニーはその自慢のスキルを多用しないことだ。状況判断力にも優れ、1対1で仕掛けるよりもコンビネーションで崩すことを好み、ドリブルで勝負するのは他に選択肢がない場面に限られる。
しかも特筆に値するのは、アントニーはその自慢のスキルを多用しないことだ。状況判断力にも優れ、1対1で仕掛けるよりもコンビネーションで崩すことを好み、ドリブルで勝負するのは他に選択肢がない場面に限られる。
それだけ難易度が増すが、今シーズンのエールディビジでは、ドリブル回数87回のうち42回を成功させ、成功率は48%だ。ちなみにレアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールは、ドリブルの回数が倍以上の194回、成功率は41%だ。
ブラジル代表のチッチ監督は、「アントニーのような選手がチームにいると、コンビネーションで相手を崩す機会が増える」と強調する。
アントニーはドリブルで局面を打開し、スペースに走り込み、ゴールを決める。中に切れ込んでフィニッシュに絡み、“8番”としても“10番”としてもプレーできる。オールラウンドなウイングなのだ。
文●ディエゴ・トーレス(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
【動画】D・アウベスが絶賛するブラジル代表FWのスーパープレー集
ブラジル代表のチッチ監督は、「アントニーのような選手がチームにいると、コンビネーションで相手を崩す機会が増える」と強調する。
アントニーはドリブルで局面を打開し、スペースに走り込み、ゴールを決める。中に切れ込んでフィニッシュに絡み、“8番”としても“10番”としてもプレーできる。オールラウンドなウイングなのだ。
文●ディエゴ・トーレス(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
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