8月8日にプレミアリーグが開幕! 岡崎慎司、吉田麻也はスタメン出場できるのか?

カテゴリ:ワールド

田嶋コウスケ

2015年08月07日

現状では先発が保証されているFWは不在。

プレミア初挑戦となる岡崎。プレシーズンでは激しい当たりに苦戦する場面も見られた。(C) Getty Images

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ポイント2)
ポジション争いのライバルは?
 
ジェイミー・ヴァーディー
 
 2トップの一角として、昨季後半戦からレギュラーに定着。活躍が評価され、イングランド代表として今年5月の親善試合(アイルランド戦)で初キャップを記録した。豊富な運動量と高い仕掛けの意識、アグレッシブなプレーがストロングポイントで、CFのほかに左右両サイドをこなすユーティリティ性を兼備している。その姿は岡崎と重なるところがあり、シーズンを通して日本代表FWのライバルになりそうだ。
 
 周囲との連係も良く、特に前線のターゲットマンとして機能するウジョアとのコンビプレーはチームの武器でもある。実際、後半戦から猛チャージをかけた昨季は、ヴァーディーが前線を積極果敢に動き回ることでチャンスを作り出した。
 
 プレシーズンでもFW陣のなかで最も仕上がりが良く、キレ味鋭い動きでチャンスメークに貢献。ただ、レスターで縦に速いサッカーを志向しているラニエリは、将来的にヴァーディーと岡崎の2トップで2人を共存させるかもしれない。

昨季はウジョアとヴァーディーのコンビで連係を築いたレスターの攻撃陣。岡崎はラニエリ監督の戦術に当てはまるピースとなるだろうか。

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ポイント3)
開幕スタメンの確率は?
 
50
 
 CFでスタメンの可能性があるのは、ヴァーディー、ウジョア、岡崎、クラマリッチの4人。「先発を保証されている選手はいない」と岡崎が語るようにCFのレギュラー争いは横一線で、誰が開幕スタメンの座を射止めても不思議ではない。
 
 岡崎にとって不安なのは連係面だ。最終ラインの背後に飛び出しても、味方から効果的な縦パスが出てこないシーンは、プレシーズンを通して何度も見られた。
 
 加えて、先月13日に就任したばかりのラニエリは戦力の見極めに追われ、テストしたフォーメーションも3-4-1-2、3-4-3,中盤菱型の4-4-2とさまざま。指揮官の試行錯誤が続いたように、岡崎の起用ポジションもひとつに定まらず、結果として周囲との連係を見極めるところまでいかなかった。
 
 岡崎は周囲に活かされるタイプだけに、ベストパフォーマンスを引き出す土台はまだ整っていないと言えるだろう。その一方で、イタリア人指揮官は岡崎の得点力やゴール嗅覚を高く評価している。先発から外れたとしても、試合の流れを変える「ジョーカー」として途中交代で投入されるシナリオは十分に考えられる。
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