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「フロンターレでも露呈している守備が課題だったけど…」J1王者の高卒ルーキーが攻守両面で躍動! 会心の一撃で手応えも

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2022年03月03日

川崎では自信を失いかけていた。だからこそ、この代表合宿では誰よりも結果を求めていた

桐蔭横浜大との練習試合では1得点をマーク。守備面でも手ごたえを掴んだ。写真:松尾祐希

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 攻守で違いを作るなか、最大の見せ場が78分に訪れる。サイドバックの藤井海和(流通経済大/1年)が右サイドを抉ると、ペナルティエリア付近にいた永長はボールを要求した。パスを受けると、瞬時に動いてトラップ。しかし、ここで得意のカットインではなくシュートを選択する。
 
「普段であれば、カットインを狙う。得点シーンではGKの軸足が動いているのが見えたので、ニアサイドへのシュートを選んだ」 

 相手の状況を見極めた一撃は見事にネットに吸い込まれ、勝利を決定付ける4点目をチームにもたらした。

 試合後、安堵の表情を浮かべた永長は“自分らしさ”を出せたことで、手応えを掴んだという。

「フロンターレでは結構試合で武器を出せても、練習のところでは武器を発揮できていなかった。ここで1回武器を発揮して、次に繋げようという想いがあった」

 高校時代は主軸として活躍したとしても、J1王者で1年目からコンスタントに試合に絡むのは簡単ではない。実際に練習試合でもなかなか得点が取れず、永長は今まで積み上げてきた自信を失いかけていた。だからこそ、この代表合宿は誰よりも結果を求めていたのだ。

 遠慮を捨て、本来の姿を取り戻す――。今回のゴールで弾みが付いた。クラブでピッチに立つのは容易ではないが、代表活動をきっかけに飛躍を果たせるか。川崎で出場機会を増やせれば、秋のU-20アジア選手権予選(U-20ワールドカップ1次予選)を目指すチームにとっても間違いなくプラスになるはずだ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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