1月16日のアワードでペップは何を話すのか?
長年の功績を称える「SJAプレジデント・アワード」を贈られたのは、前クリスタル・パレス監督のロイ・ホジソン。驚いたのは、受賞スピーチで監督続行に意欲を見せたこと。74歳でもう引退したとばかり思っていたら、そうではなかったみたい。たしかに、実績十分の残留請負人だから、需要はあるだろうね。
関係者が一堂に会するこうしたイベントは、職にあぶれている監督にとっては絶好の売り込みの機会でもある。シーズン開幕直後の9月にノッティンガム・フォレスト(2部)の監督を解任されたクリス・ヒュートンが、笑顔を振りまきながら握手をして回っていたのが印象的だったな。
懐かしい顔にも出会えたよ。ゲストとして招かれていたトゥーレ・ヤヤだ。バルセロナやマンチェスター・シティで活躍した元コートジボワール代表MFは、2年前に中国の青島FCで現役を引退。その後ウクライナとロシアのクラブでコーチを務め、今はイングランドに戻って(ロンドン在住)監督ライセンスの勉強中で、トッテナムのアカデミーで実地研修を積んでいるところだ。
シティでプレミアリーグを3度制しているレジェンドだけあって、ヤヤは会場でも引っ張りだこで、ゆっくり話を聞くチャンスがなかったのは残念。アーセナル行きの噂があるようだけど、真相には迫れなかった。
関係者が一堂に会するこうしたイベントは、職にあぶれている監督にとっては絶好の売り込みの機会でもある。シーズン開幕直後の9月にノッティンガム・フォレスト(2部)の監督を解任されたクリス・ヒュートンが、笑顔を振りまきながら握手をして回っていたのが印象的だったな。
懐かしい顔にも出会えたよ。ゲストとして招かれていたトゥーレ・ヤヤだ。バルセロナやマンチェスター・シティで活躍した元コートジボワール代表MFは、2年前に中国の青島FCで現役を引退。その後ウクライナとロシアのクラブでコーチを務め、今はイングランドに戻って(ロンドン在住)監督ライセンスの勉強中で、トッテナムのアカデミーで実地研修を積んでいるところだ。
シティでプレミアリーグを3度制しているレジェンドだけあって、ヤヤは会場でも引っ張りだこで、ゆっくり話を聞くチャンスがなかったのは残念。アーセナル行きの噂があるようだけど、真相には迫れなかった。
シティではロベルト・マンチーニ、マヌエル・ペレグリーニ、ペップ・グアルディオラという3人の偉大な監督の下でプレーしているヤヤは、それぞれのいいとこ取りで指導者としても成功を収められるといいね。
この1月には、今度はFWAのトリビュート・アワードが開催される。これはフットボーラー・オブ・ザ・イヤーとは別の、フットボールに重要な貢献を果たした人物に贈られる賞で、授賞式は毎年この時期にあるんだ。昨シーズンはマーカス・ラッシュフォード、一昨シーズンはヴァンサン・コンパニが受賞していて、歴代受賞者にはアーセン・ヴェンゲルやジョゼ・モウリーニョ、ライアン・ギグスやフランク・ランパード、スティーブン・ジェラード、ウェイン・ルーニーといった錚々たる顔ぶれが並ぶ。
1月16日にロンドンのランドマーク・ホテルである授賞式が今から楽しみなのは、特別ゲストとしてグアルディオラが招待されているから。スピーチが面白くないはずはないし、直接話を聞けるチャンスだってありそうだ。首尾よくペップを捕まえて話ができたら、あらためて紹介させてもらうよ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
Steve MACKENZIE
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターだ。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で手掛け出版した。
※『ワールドサッカーダイジェスト』2022年1月6日号より加筆・修正
この1月には、今度はFWAのトリビュート・アワードが開催される。これはフットボーラー・オブ・ザ・イヤーとは別の、フットボールに重要な貢献を果たした人物に贈られる賞で、授賞式は毎年この時期にあるんだ。昨シーズンはマーカス・ラッシュフォード、一昨シーズンはヴァンサン・コンパニが受賞していて、歴代受賞者にはアーセン・ヴェンゲルやジョゼ・モウリーニョ、ライアン・ギグスやフランク・ランパード、スティーブン・ジェラード、ウェイン・ルーニーといった錚々たる顔ぶれが並ぶ。
1月16日にロンドンのランドマーク・ホテルである授賞式が今から楽しみなのは、特別ゲストとしてグアルディオラが招待されているから。スピーチが面白くないはずはないし、直接話を聞けるチャンスだってありそうだ。首尾よくペップを捕まえて話ができたら、あらためて紹介させてもらうよ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
Steve MACKENZIE
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターだ。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で手掛け出版した。
※『ワールドサッカーダイジェスト』2022年1月6日号より加筆・修正