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歴史あるアワードに潜入! 74歳のホジソンが監督続行に意欲を見せ、会場では元マンCのレジェンドが引っ張りだこに【英国人エディターコラム】

カテゴリ:ワールド

スティーブ・マッケンジー

2022年01月12日

「チーム・オブ・ザ・イヤー」は準優勝のイングランド代表

長年の功績を称える「SJAプレジデント・アワード」を贈られたのが、ロイ・ホジソン(左)。ゲストとして招かれたトゥーレ・ヤヤ(右)は引っ張りだこだった。 (C)Getty Images

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 英国でフットボールを取材しているジャーナリストは、ほとんどの場合、2つの協会に所属することになる。もちろん任意なんだけど、ひとつはフットボール記者協会で、シーズンMVP(フットボーラー・オブ・ザ・イヤー)の選出・表彰でお馴染みのあのFWA(フットボール・ライターズ・アソシエーション)だ。

 もうひとつが、スポーツジャーナリスト協会(SJA)で、日本ではそれほど耳馴染みがないだろう。このSJAは、フットボールを含めたスポーツ周りで仕事をしているライター、エディター、フォトグラファー、ブロードキャスターなどが集まった団体だ。

 FWAは1947年の発足で、SJAは1948年とほぼ同時期に誕生し、70年以上の歴史がある。どちらも記者仲間数人で作った親睦会のようなものから始まり、今ではFWAは400人以上、SJAは700人以上の会員を擁する大所帯へと発展を遂げている。1948年に創設されたFWAのフットボーラー・オブ・ザ・イヤーはフットボール界で最も古いアワードで、SJAのアワードも第1回が1949年と長い歴史がある。
 
 そんなSJAアワードの2021年度の授賞式が昨年末、ロンドン市内で開かれた。会場は、中心部のシティにある「ザ・ブルワリー」というイベントスペースで、ブルワリーというその名の通り、かつてはビール醸造所だった場所だ。

 クローゼットからスーツを引っ張り出して僕も出席した。コロナ禍でこうしたイベントもほとんどがリモート開催だったし、ドレスアップして華やかな場所に出るのはどれくらいぶりだったかな。たまにはいいものだね。

 アワードの目玉の「スポーツマン・オブ・ザ・イヤー」は、東京オリンピックの水泳で2つの金メダルを獲得(男子100m平泳ぎ、混合4×100mメドレーリレーで優勝)したアダム・ピーティが、「スポーツウーマン・オブ・ザ・イヤー」はテニスの全米オープンを18歳で制したエマ・ラドゥカヌが受賞した。

 フットボール界からは、EURO2020で準優勝したイングランド代表が「チーム・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。投票で僅差の2位だったのがチャンピオンズ・リーグを制覇したチェルシー。欧州の頂点に立ったチームではなく、欧州の頂点に立てなかったチームが受賞するのか、なんて皮肉は言うべきじゃないよね(笑)。
 
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