• トップ
  • ニュース一覧
  • 「足が遅いし背も小さい」南葛SCのアタッカーが得点王に! 仕事との両立でもハイパフォーマンスを発揮できたワケ

「足が遅いし背も小さい」南葛SCのアタッカーが得点王に! 仕事との両立でもハイパフォーマンスを発揮できたワケ

カテゴリ:特集

伊藤 亮

2021年11月29日

コンスタントにハイパフォーマンスを発揮

平日は仕事をこなしながら練習に参加。会社の協力にも感謝の想いを打ち明けた。写真:田中研治

画像を見る

いわきFCでコンディショニングへの考え方を改めたという宮澤。シーズン中でも週2回の筋トレを欠かさない。写真:田中研治

画像を見る

 今シーズン挙げた得点は12。その内訳を調べると興味深い事実が見えてくる。複数得点を記録したのは先の前期3節のさいたまSC戦のみ。あとは9試合で1ゴールずつを記録。そのうち先制点を記録した試合が7もある。
「2点目を決めることが課題です」

 本人はそう謙遜するが、見方を変えれば、コンスタントにハイパフォーマンスを発揮できている証拠でもある。コンディショニングに関してはプロよりも難しいと言える社会人サッカーにおいて、この傾向は特筆すべきものだ。

 仕事は南葛SCのパートナー企業でもある弘立倉庫で働いている。朝8:30から夕方の17:30まで事務作業などに従事し、練習には快く送り出してくれる。「サッカーに打ち込める環境を職場の方々が提供してくれているおかげで得点王が取れたというのもあります」と感謝しきりだ。そのサッカーに打ち込める時間を活用して、自身の経験をもとにしたコンディショニングを行なっている。

「南葛SCに来る前のいわきFCでは、これまでの僕のサッカー人生にあったパスサッカーとは正反対のサッカーを取り込みました。筋力トレーニングして走って対人で戦って。そこで苦しみもしたんですけど、練習がきついぶんコンディションが上がったんです。それは大事な教えになっています。人それぞれだと思うんですけど、今も週2で筋力トレーニングをしたり、高地トレーニングスタジオのハイアルチというところに週1回通ったりして。疲労がたまるかもしれませんが、僕にはそのやり方があっているらしく」

 なぜ、そこまで自分を追い込めるのか。
「プレースタイル的に足が遅いし背も小さいので。なるべく試合は100%で出られるような身体を作っておきたいんです」
 
【関連記事】
「葛飾区で盛り上がりたい」南葛SCの背中を押すサポーターたち。その情熱的行動に秘められた原動力
「また観たいと思わせてくれるチームに」南葛SCのサポーターが自問する、チームの勝利と魅力のベストバランス
強化も順調に進行中!女子&Jr.ユースチームが象徴する“リアル”南葛SCのサッカー普及の理念
“リアル”南葛SCの女子&Jr.ユースチームが体現するクラブのフィロソフィーとは?
「翼DREAM」地元・葛飾と“リアル南葛SC”の未来――元Jリーガーの社員選手たちが子どもたちに語ること
『キャプテン翼』のテーマを体現! リアル南葛SCが地元・葛飾の小中学校で行なってきた「翼DREAM」とは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ