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勝点6差で6チームがひしめく残留争い! 逆転のシナリオは飛び出すか? 注目は16位清水と17位徳島のマッチレース

カテゴリ:Jリーグ

加部 究

2021年11月14日

得失点差もマイナス6の湘南は限りなくセーフティーゾーンに

残留争いで最上位につける湘南は、残留当確目前だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 逆に残留争いで最上位につける湘南は、得失点差もマイナス6と唯一ひと桁に止め、その点ではマイナス20以上のほか5チームに大きなアドバンテージを有しており、限りなくセーフティーゾーンに足を踏み入れている。

 8月末日付けで浮嶋敏監督を解任した時点での成績が、5勝11敗11分けで15位。山口智監督が引き継いでからの成績も、1勝3敗4分けで順位もそのままなので著しく改善されているわけではないが、上位チームとの対戦は全て消化し、残り3戦中2試合(36節・仙台戦、37節・徳島戦)はさらに下位チームとの対戦なので残留当確は目前だ。

 そこで焦点となるのは、16位・清水と17位・徳島のマッチレースである。ロティーナ監督らしく堅実な戦術プランで進めながら故障者の連鎖に泣いた清水は、シーズン前の動向を見る限り、辛うじて「引き抜く側」の立ち位置にあり、助っ人勢の当たり外れはあるにしても戦力は豊富だ。終盤になって監督は代わったが、この時期から大幅な変化はない。
 
 一方、チームの頭脳となるリカルド・ロドリゲス監督を浦和に引き抜かれた徳島も、路線継承で西谷和希、垣田裕暉、渡井理己、宮代大聖、藤田譲瑠チマら個性的なタレントを活用し、善戦を続けてきた。

 もちろん基本的には、この時点で勝点3差をつけている清水の優位は動かない。だが徳島は、36節・FC東京、38節・広島と終盤の監督交代で好影響が見込み難い相手との対戦を残し、それが一縷(いちる)の望みとなる。

 清水も次節は広島戦を控えるが、ラスト2戦は浦和、C大阪と難敵が待つ。もし現順位から逆転のシナリオが飛び出すとしたら、この清水と徳島の関係に絞られそうだ。

文●加部 究(スポーツライター)
 
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