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「プロ仕様に切り替える」高校屈指の2年生攻撃ユニット、選手権へJクラブ練習参加の成果を見せる!

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年11月11日

神村のゴールデンコンビが悲願の全国制覇へ決意を語る

県大会ではともに圧倒的な存在感を示した福田(中央)と大迫(右)。悲願の全国制覇を目指す。写真:松尾祐希

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 昨冬の選手権は3回戦で富山一に敗退。0-1で敗れた直後、相手の堅守に封じられた福田と大迫は溢れる涙が止まらなかった。そして、迎えた今夏のインターハイ。3回戦で大阪の強豪・阪南大高に4-3で打ち勝ち、大迫と福田はそれぞれ1ゴールずつ決めて勝利に貢献した。しかし、続く準々決勝で米子北に1-3で敗退。日本一は果たせず、またしても涙を飲んだ。
 
 だが、その悔しさが彼らの成長を支える原動力になっている。「意外にできた部分もあったし、(米子北戦でアシストした)師王へのスルーパスはなかなか出せないコースだったので、全くやれなかった訳ではなかった。ただ、もっと突き詰めないといけない」と大迫が言えば、「全国でも自分の得点力は通用したと思う。得点王という結果で終われたのも良かったけど、結局チームを勝たせられなかった。もっと、自分が守備に行き、前線からボールを奪う。もっとゴールを決め、チームに貢献する。インターハイを通じて、自分がチームを勝たせたい気持ちが強くなった」と福田も夏の敗戦を振り返る。

 もちろん、サッカーはひとりでやるわけではない。しかし、中心選手としての敗戦の責任を感じ、さらなる成長を誓って冬に向けて歩みを進めてきた。

 インターハイ後はそれぞれJクラブの練習に参加。上のレベルでプレーし、自らに求める基準をさらに高めた。「足首まで削られるような速いプレッシャーだった。自分もそれぐらいの強度でやらないと1年目から活躍できない」と福田が話した通り、プロの練習で得た経験値は普段では得られない。大迫も「高校仕様からプロ仕様に切り替えたい」という想いが芽生え、フィジカル面やプレー強度の面で意識が変わった。

 夏を経て、一回り大きくなったのは間違いない。自分たちを生かしてくれる先輩たちに支えられながら、大舞台で結果を残せるか。

「大舞台でゴールを決められる選手になりたい。リーグ戦で活躍することも必要だけど、一発勝負の戦いで自分の得点でチームを勝たせる。勝負が懸かった場面で、結果を残せる選手が高い評価を得られる。自分のことだけにならないようにしながらも、結果にこだわりたい」(福田)

「選手権は自分の名前を全国の人に知ってもらって、その活躍が海外にも届くぐらい、毎試合点にこだわってプレーしたい」(大迫)

 神村学園の2年生コンビはサッカー王国・鹿児島復活の先導役になれるか。強い覚悟と決意を持って、2度目の大舞台に足を踏み入れる。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
 
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