「このチームなら成長できる」J2岡山でのプロ入りが内定! 米子北・佐野航大が地元クラブへの加入を決意したワケ

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2021年10月13日

「お兄ちゃんと対戦するのが夢だった」

米子北・佐野のJ2岡山への来季加入が内定した。写真:田中研治

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 J2ファジアーノ岡山は10月13日、米子北高のMF佐野航大の来季加入が内定したことを発表した。

 岡山県津山市出身の佐野は加入にあたって、「プロになるからには、開幕スタメンが目標。1年目からコンスタントに試合に出て、ゴールを獲りたい」とコメント。高校入学当初から、FC町田ゼルビアで活躍する兄・海舟以上の技術と、攻撃センスを持つと称されてきた期待の選手が、地元の岡山でプロへの一歩を踏み出した。

 昨年は主力としてプレーしながらブレイクし切れない印象があったが、今年に入ってからは目を見張るものがある。フィジカル強化によって、ボールを持ったときの力強さが増しただけでなく、兄を参考にしながら身に付けた3列目でのボールハントも今では大きな武器だ。

 成長に伴いJクラブからの注目度が増し、J3ガイナーレ鳥取を皮切りに4チームへ練習参加。最終的には、元日本代表監督の岡田武史社長自らが獲得に動いたFC今治と悩んだ末、地元クラブへの加入を決意した。
 
「お兄ちゃんと対戦するのが夢だった」ため、町田と同じカテゴリーだったのが一番の決め手だったが、5月末に練習参加した際に感じたチームの雰囲気も選んだ理由として大きかった。

 これまで体感したことのないプレースピードとフィジカルの違いに戸惑い、無難なプレーばかりになったと振り返るが、ピッチ外では自分の長所だというコミュニケーション能力を発揮。守備の仕方などで分からないことがあれば、積極的に先輩たちに話を聞いた。FW川本梨誉ら若手選手が、ロッカールームで佐野に対して積極的に話しかけるなど、フレンドリーな選手が多かったのも嬉しかったとのこと。また、眞中幹夫コーチが自主練に付き合いながら、プレーのアドバイスをしてくれたのも大きく、「このチームなら成長できると思った」と話す。

 佐野が本職とするボランチは、「意味が分からない所が見えてて、そこに出すのかと衝撃を受けた」というパウリーニョだけでなく、MF喜山康平やMF白井永地など実力者が揃うポジションだが、そうした厳しい環境も彼にとっては好都合。その理由について、こう明かす。

「自分のサッカー人生で競争っていうのが、あまりない。米子北でも、1年生の頃から交代で出させてもらっていた。簡単に出れるところだとやっぱ現状に甘んじてしまい、出ているだけで満足する気がするので、競争が大事と思ったんです。その競争がファジアーノならできるし、一筋縄じゃないチームの方が成長できるかなって思いました」

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