苦戦するパリ五輪世代FW陣…柏FW細谷真大が夏以降に急成長
2019年、パリ五輪世代のFWたちは眩い光を放っていた。
同年5月のU-20ワールドカップでは斉藤光毅(当時横浜FC/現ロンメル)が飛び級で選出され、2トップの一角として存在感を発揮。3戦目のイタリア戦の負傷で途中離脱した点は悔やまれるが、日本の次世代を担うストライカーとして注目を集めた。同年秋のU-17ワールドカップでは西川潤(当時桐光学園/現C大阪)と若月大和(当時桐生一/現シオン)の高体連組が躍動。フィニッシャーとチャンスメーカーを兼ねる西川、圧倒的なスピードが持ち味である若月が攻撃陣を牽引し、オランダ戦との初戦では後者が1ゴール・2アシスト、前者が2ゴールを奪った。国内組にも染野唯月(当時尚志/現鹿島)、櫻川ソロモン(当時千葉U-18/現千葉)といった点取り屋がおり、楽しみな選手が多かったのは間違いない。
同年5月のU-20ワールドカップでは斉藤光毅(当時横浜FC/現ロンメル)が飛び級で選出され、2トップの一角として存在感を発揮。3戦目のイタリア戦の負傷で途中離脱した点は悔やまれるが、日本の次世代を担うストライカーとして注目を集めた。同年秋のU-17ワールドカップでは西川潤(当時桐光学園/現C大阪)と若月大和(当時桐生一/現シオン)の高体連組が躍動。フィニッシャーとチャンスメーカーを兼ねる西川、圧倒的なスピードが持ち味である若月が攻撃陣を牽引し、オランダ戦との初戦では後者が1ゴール・2アシスト、前者が2ゴールを奪った。国内組にも染野唯月(当時尚志/現鹿島)、櫻川ソロモン(当時千葉U-18/現千葉)といった点取り屋がおり、楽しみな選手が多かったのは間違いない。
あれから2年。多くの選手がプロ2年目を迎えたが、プロの壁に阻まれ、結果を残せている者はほとんどいない。今年1月からベルギー2部のロンメルでプレーする斉藤が徐々に結果を残している一方で、スイスでプレーする若月はシオンのBチームが主戦場。そのほかの選手も継続して試合に絡めず、夏以降に出場機会を得ている染野と櫻川もゴールという結果に恵まれていない。また、U-17ワールドカップ出場組の唐山翔自も高校3年生でプロ契約を結んだ昨季こそルヴァンカップなどでゴールを挙げたものの、今季は出場機会を得られず、4月に期限付き移籍で加わった愛媛でも結果を残せていない。
もちろん、現時点の結果が全てではなく、代表への道が閉ざされるわけではない。与えられた場所で経験を積んで成長を遂げていけば、一気にブレイクする可能性はある。しかし、パリ五輪までは約3年。残された時間はあまり多くない。今年の10月下旬にはU-23アジア選手権予選を控えており、チームを牽引するストライカーの台頭は誰もが待ち望んでいる。
そうした状況下で、パリ五輪世代に新たなストライカーが現われた。柏の細谷真大だ。今季はすでに22試合に出場して3ゴール。とりわけ、夏場以降の活躍は目を見張るものがある。7月3日の21節・横浜戦(●1-2)でJ1初ゴールを挙げると、8月9日の23節・神戸戦(○2-1)では87分からの出場でアディショナルタイムに決勝点をねじ込んだ。
「自信は1年目と比べてかなり付いたと思う。自分がどれだけJ1の舞台でできるかを把握できた」
もちろん、現時点の結果が全てではなく、代表への道が閉ざされるわけではない。与えられた場所で経験を積んで成長を遂げていけば、一気にブレイクする可能性はある。しかし、パリ五輪までは約3年。残された時間はあまり多くない。今年の10月下旬にはU-23アジア選手権予選を控えており、チームを牽引するストライカーの台頭は誰もが待ち望んでいる。
そうした状況下で、パリ五輪世代に新たなストライカーが現われた。柏の細谷真大だ。今季はすでに22試合に出場して3ゴール。とりわけ、夏場以降の活躍は目を見張るものがある。7月3日の21節・横浜戦(●1-2)でJ1初ゴールを挙げると、8月9日の23節・神戸戦(○2-1)では87分からの出場でアディショナルタイムに決勝点をねじ込んだ。
「自信は1年目と比べてかなり付いたと思う。自分がどれだけJ1の舞台でできるかを把握できた」