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【日本代表】過酷な2連戦をどう乗り切る? ハードスケジュールをこなす主軸のコンディションは大丈夫か?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年08月31日

9月の中東は「立っているだけで目眩がする」

W杯アジア最終予選へ向けて、30日から始動した日本代表。過密日程と中東の暑さは、年内の試合では常に懸念材料となりそうだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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「ワールドカップ(W杯)最終予選は2次予選や五輪とは違いますし、その時できる準備も状況によっては違うかもしれません。ですが、最善の準備をすることは変わりない。これまで培ってきたコンセプトやベースの部分を発揮しながら戦い方を考え、状況によって変化に対応していける部分を使い分けたいと思っています」

【PHOTO】久保、堂安、南野らが登場!Wアジア最終予選に向けて日本代表が始動!

 

 森保一監督は今回の2022年カタールW杯最終予選に向けてこう語った通り、8試合で46得点を叩き出した2次予選のような戦いにならないことは明らかだ。それだけ2日の初戦の相手・オマーンも、7日の第2戦の相手・中国も手ごわいと考えていい。

「オマーンは情報によりますと1か月前から欧州で合宿をして日本に乗り込んでくると聞いています。そして中国もすでにカタールに入って試合に向けて準備を整えている」と日本サッカー協会の反町康治技術委員長も8月26日のメンバー発表会見時に説明していた。つまり、コンディションの部分では相手の方に分があると言わざるを得ない。

 日本の場合、ご存じの通り、吉田麻也(サンプドリア)や遠藤航(シュツットガルト)ら主力の大半が欧州組だ。彼らは28・29日の各国リーグ戦を消化してから30・31日に代表に合流。わずか2~3日の調整を経て、大阪・吹田でオマーン戦を迎えなければならない。 そして直後にカタール・ドーハへ移動。数日の調整期間しかないうえ、最高気温が40度を超える灼熱の地で、エウケソン(広州)やアラン(北京国安)ら帰化選手を擁する不気味な集団と対峙することになるのだ。

 9月の中東というのは、凄まじい高温多湿の環境。97年9月に98年フランスW杯最終予選・UAE戦に挑んだメンバーが「立っているだけでめまいがした」と話したほどで、短期間で適応するのは困難というしかない。

 日本からダイレクトにドーハに向かう大迫勇也(神戸)や酒井宏樹(浦和)らはまだ肉体的な負担が少ないものの、10日間で欧州→日本→中東→欧州という移動を強いられる欧州組の面々は非常に厳しい。プレシーズンから長く欧州にいる南野拓実(リバプール)、鎌田大地(フランクフルト)、伊東純也(ゲンク)らは気候面のギャップに苦しむことになりそうだ。

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