小林は田中、三笘へのエールも
夏の市場でMF田中碧がドイツ2部のデュッセルドルフへレンタル移籍、MF三笘薫がイングランド1部のブライトンへ完全移籍(初年度はベルギー1部のユニオン・サンジロワーズへ期限付き移籍)。4-3-3においてインサイドハーフとウイングのキーマンであったふたりの移籍は正直、小さくない痛手である。
8月14日に行なわれた24節のアウェー・柏戦は、後半に退場者を出した相手を崩し切れずに0-0のスコアレスドロー。これは昨年11月21日の28節、アウェー・大分戦(●0-1)以来、40戦ぶりの無得点ゲームとして話題となった。ちなみにチームはこの大分戦からすべての公式戦で無敗を貫いている。
それだけに開幕からいまだ無敗という成績とともに、柏戦のスコアレスドローに、悔しさと感慨深さを抱いているのが、柏戦で戦列復帰を果たしたFW小林悠である。
「強いチームになってきたな、周りからの見られ方も変わってきたなと感じますね。一回、引き分けただけで、『引き分けか』と思われていますし、ただその分、すごくやりがいを感じています。意識の高い選手も揃っています。みんな、引き分けで満足していないですし、やっぱり勝つことにフォーカスしてやっていきたいですね」
ちなみに小林は結果を残すことが、可愛い後輩、田中、三笘へのエールにもなると温かい眼差しで話してくれた。
「(移籍をする前に)碧は電話をくれましたし、薫は(ACLを戦った)ウズベキスタンで話せたので、とにかく上を目指して頑張ってほしいと伝えました。ふたりはチームを途中で抜けることをすごく心配していました。でも、自分たちはこのまま優勝することが、彼らを快く送り出してあげることにつながるはずです。チームのことを心配せずに自分のこと、結果にこだわって上を目指してほしいですね」
8月14日に行なわれた24節のアウェー・柏戦は、後半に退場者を出した相手を崩し切れずに0-0のスコアレスドロー。これは昨年11月21日の28節、アウェー・大分戦(●0-1)以来、40戦ぶりの無得点ゲームとして話題となった。ちなみにチームはこの大分戦からすべての公式戦で無敗を貫いている。
それだけに開幕からいまだ無敗という成績とともに、柏戦のスコアレスドローに、悔しさと感慨深さを抱いているのが、柏戦で戦列復帰を果たしたFW小林悠である。
「強いチームになってきたな、周りからの見られ方も変わってきたなと感じますね。一回、引き分けただけで、『引き分けか』と思われていますし、ただその分、すごくやりがいを感じています。意識の高い選手も揃っています。みんな、引き分けで満足していないですし、やっぱり勝つことにフォーカスしてやっていきたいですね」
ちなみに小林は結果を残すことが、可愛い後輩、田中、三笘へのエールにもなると温かい眼差しで話してくれた。
「(移籍をする前に)碧は電話をくれましたし、薫は(ACLを戦った)ウズベキスタンで話せたので、とにかく上を目指して頑張ってほしいと伝えました。ふたりはチームを途中で抜けることをすごく心配していました。でも、自分たちはこのまま優勝することが、彼らを快く送り出してあげることにつながるはずです。チームのことを心配せずに自分のこと、結果にこだわって上を目指してほしいですね」
もっとも川崎包囲網は今後も増すはずで、リーグに加え、ACL、ルヴァンカップ、天皇杯の戦いと、ハードスケジュールも大きな壁になる。
ただし、タフさが求められる今の状況を、鬼木達監督は新たな成長のチャンスと捉えているようだ。柏戦の2日後に話を訊けば、力強く前を見据えていた。
「(柏戦が)終わった直後は自分自身も悔しさがありましたし、その意味で勝たなくてはいけないゲームだったとも話しました。チャンスの数と精度はトレーニングでやっていくしかないので、そこも選手たちに話しました。ただ1日経って考えた時に、こういうゲームは実際には起こり得るなと、今まで“点を取れない”ということがない事態が、すごいことだと。
そうやって、いろいろ考えていくなかで、昨年、ACLを戦ったチームは本当に苦しんだ部分があったなかで(昨季は川崎はACL未出場)、自分たちは今年、天皇杯、ACL、ルヴァンを残しながら、今の立ち位置にい続けられるのは選手の努力があってこそだなと。
冷静にいろんなことを考えて、点が入らなかったこと自体はやっぱり修正は絶対にしなくてはいけないと思います。ただゼロだったことにあまり引っ張られるすぎるのも良くないと感じていて、もちろん次だってそういう可能性がないわけではないですし、やっていく上ではそういう時だってあります。
いつも『3点以上を目指そう』と話しているなかで、特にこの間のゲーム(柏戦)は本気でそこを目指そうと言っていたなかで、取れなかったからこそ、逆に見えたモノもありました。選手に精度という話をしているなかで、自分自身も采配を含めてもっとやれたことがあったんじゃないかと。それは選手に伝えました。そういうことも含め、選手も、自分自身も一緒に成長していこうという話をしました」
ただし、タフさが求められる今の状況を、鬼木達監督は新たな成長のチャンスと捉えているようだ。柏戦の2日後に話を訊けば、力強く前を見据えていた。
「(柏戦が)終わった直後は自分自身も悔しさがありましたし、その意味で勝たなくてはいけないゲームだったとも話しました。チャンスの数と精度はトレーニングでやっていくしかないので、そこも選手たちに話しました。ただ1日経って考えた時に、こういうゲームは実際には起こり得るなと、今まで“点を取れない”ということがない事態が、すごいことだと。
そうやって、いろいろ考えていくなかで、昨年、ACLを戦ったチームは本当に苦しんだ部分があったなかで(昨季は川崎はACL未出場)、自分たちは今年、天皇杯、ACL、ルヴァンを残しながら、今の立ち位置にい続けられるのは選手の努力があってこそだなと。
冷静にいろんなことを考えて、点が入らなかったこと自体はやっぱり修正は絶対にしなくてはいけないと思います。ただゼロだったことにあまり引っ張られるすぎるのも良くないと感じていて、もちろん次だってそういう可能性がないわけではないですし、やっていく上ではそういう時だってあります。
いつも『3点以上を目指そう』と話しているなかで、特にこの間のゲーム(柏戦)は本気でそこを目指そうと言っていたなかで、取れなかったからこそ、逆に見えたモノもありました。選手に精度という話をしているなかで、自分自身も采配を含めてもっとやれたことがあったんじゃないかと。それは選手に伝えました。そういうことも含め、選手も、自分自身も一緒に成長していこうという話をしました」