香川はカップ戦決勝のプレーを再現できれば、“背番号10”の威厳を示せる。
イラク戦の前日会見では、ハリルホジッチ監督の“戦闘モード”を示すコメントがいくつかあった。
「明日からワールドカップ予選が始まるつもりでやりたい」
「3月の時とは状況が違う。より良いチームを探している」
「選手たちにはこうリクエストした。2015年はひとつも負けない。美しい年にしたいと」
指揮官の意気込みから察するに、イラク戦──ワールドカップ・アジア2次予選への予行演習にも、本気モードで臨む可能性がある。少なくとも、チュニジア戦とウズベキスタン戦でメンバーを総入れ替えした3月シリーズのような驚きはないはずだ。
それを踏まえてスタメンを予想すると──。まず3トップは、右ウイングが別格の本田で、CFが岡崎。マインツで2シーズン連続ふた桁ゴールをマークした岡崎は本田と同じく現時点で不動に近いレギュラーと言っても大袈裟ではなく、経験と実績の両方で劣る大迫は分が悪い。
左ウイングは、3月シリーズ(チュニジア戦とウズベキスタン戦)のパフォーマンスを重視するなら、ウズベキスタン戦で代表初ゴールを決めた宇佐美がレギュラーの最右翼か。武藤は膝と腰に不安があり、原口は現体制で初招集という点からも「左サイド・宇佐美」の線が強そうだ。
ただし、6月7日にJリーグを戦った宇佐美と武藤が代表合宿に合流したのは翌8日。コンディションで判断すれば、彼らよりも合流日が早く、前日練習でも軽快にプレーしていた原口の先発起用もあり得る。
右足負傷の清武に「リスクをかけない」とハリルホジッチ監督が明言したトップ下は、シーズン最終盤に好調だった香川で決まりだろう。ドイツ・カップのファイナルで見せていたようなパフォーマンスを再現して、“背番号10”の威厳を示したいところだ。
2ボランチは、攻守のバランスにA代表での実績を加味すれば、どちらかと言えば攻撃的な長谷部と守備的な山口の組み合わせになりそうだ。より攻撃的に行くなら、長谷部と柴崎のコンビが浮上するだろう。大量リードを奪う展開になった場合は、ハリルホジッチ監督が「パワーと守備に期待している」谷口に代表デビューのチャンスがあるかもしれない。
「明日からワールドカップ予選が始まるつもりでやりたい」
「3月の時とは状況が違う。より良いチームを探している」
「選手たちにはこうリクエストした。2015年はひとつも負けない。美しい年にしたいと」
指揮官の意気込みから察するに、イラク戦──ワールドカップ・アジア2次予選への予行演習にも、本気モードで臨む可能性がある。少なくとも、チュニジア戦とウズベキスタン戦でメンバーを総入れ替えした3月シリーズのような驚きはないはずだ。
それを踏まえてスタメンを予想すると──。まず3トップは、右ウイングが別格の本田で、CFが岡崎。マインツで2シーズン連続ふた桁ゴールをマークした岡崎は本田と同じく現時点で不動に近いレギュラーと言っても大袈裟ではなく、経験と実績の両方で劣る大迫は分が悪い。
左ウイングは、3月シリーズ(チュニジア戦とウズベキスタン戦)のパフォーマンスを重視するなら、ウズベキスタン戦で代表初ゴールを決めた宇佐美がレギュラーの最右翼か。武藤は膝と腰に不安があり、原口は現体制で初招集という点からも「左サイド・宇佐美」の線が強そうだ。
ただし、6月7日にJリーグを戦った宇佐美と武藤が代表合宿に合流したのは翌8日。コンディションで判断すれば、彼らよりも合流日が早く、前日練習でも軽快にプレーしていた原口の先発起用もあり得る。
右足負傷の清武に「リスクをかけない」とハリルホジッチ監督が明言したトップ下は、シーズン最終盤に好調だった香川で決まりだろう。ドイツ・カップのファイナルで見せていたようなパフォーマンスを再現して、“背番号10”の威厳を示したいところだ。
2ボランチは、攻守のバランスにA代表での実績を加味すれば、どちらかと言えば攻撃的な長谷部と守備的な山口の組み合わせになりそうだ。より攻撃的に行くなら、長谷部と柴崎のコンビが浮上するだろう。大量リードを奪う展開になった場合は、ハリルホジッチ監督が「パワーと守備に期待している」谷口に代表デビューのチャンスがあるかもしれない。