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香川、岡崎、乾…日本の名手を追いやった実力者が控えにいる、U-24スペイン代表の充実【東京五輪】

カテゴリ:国際大会

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年08月03日

日本戦でスタメン起用される可能性もある本格派FW

タレント軍団の一翼を担う(左から)B・ヒル、ミル、プアド。(C)Getty Images

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 8月3日、東京五輪の準決勝、日本対スペインが埼玉スタジアム2002で開催される。

 ペドリを筆頭に、マルコ・アセンシオ、ダニ・オルモ、ダニ・セバジョス、パウ・トーレス、ウナイ・シモンらタレントがずらりと揃うスペインの五輪代表。その中には、岡崎慎司、乾貴士、香川真司という2018年のロシア・ワールドカップで日本のベスト16進出に貢献した名手たちから、レギュラーの座を奪った男たちがいる。その3人を紹介したい。

 今回のスペイン代表で、唯一の本格派FWであるラファ・ミルはウォルバーハンプトンからレンタルされたウエスカで1年半、岡崎とCFのポジションを争った。

 2部で優勝した1年目は、チーム最多の12ゴールを挙げた岡崎が絶対的エースでミルはバックアッパー。本職ではないサイドで起用されることも少なくなかった。それでも、冬の加入ながらチーム2位の9ゴールをマークすると、翌20-21シーズンは、岡崎が開幕早々に故障離脱した隙に、がっちりレギュラ―の座を確保。チームは降格したものの、13ゴールを挙げて評価を高めた。

 191センチのがっちりした体躯で、空中戦に強いだけでなく、ボレーなどアクロバティックなゴールが多いのも特徴。昨シーズンは、目の覚めるようなミドルシュートも決めている。

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 今回のスペインでは、ミケル・オジャルサバルのバックアッパーという位置づけだったが、準々決勝のコートジボワール戦では、後半アディショナルタイムに失点した直後に投入され、起死回生の同点弾。延長戦でさらに2ゴールを奪ってハットトリックを達成し、文字通り救世主となった。日本戦ではスタメン起用される可能性も小さくない。

 このミルとともにスーパーサブの役割を担ってきたのが、ブライアン・ヒルだ。名門セビージャの下部組織で育ち、21世紀生まれの選手として初めてラ・リーガ1部でゴールを決めた左利きのドリブラーは、昨シーズンにレンタルされたエイバルで大ブレイク。乾から左サイドハーフのポジションを奪ってみせた。

 昨年11月には、13歳も年上の乾が、自身のツイッターで「この19歳(現在は20歳)はすげー。色々学んで、まだまだ上手くなろう」と綴ったことでも話題となった。まだ好不調の波が激しく、消えてしまう試合もあるが、乗った時は手が付けられない。今大会は全4試合に途中出場しており、日本戦でもここぞという場面で投入されるだろう。
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