今夏におけるパリ・サンジェルマンの最重要案件であるキリアン・エムバペとの契約延長交渉は、いまだ進展がなくファンをやきもきさせている。
「是が非でも慰留する」というクラブ側のスタンスに対し、エムバペは22年6月で切れる契約の延長を拒否しており、交渉は平行線を辿ったままだ。
エムバペはすでに個人合意に達していると言われるレアル・マドリーへの移籍が取り沙汰されており、早ければ今夏、遅くとも来夏にはスペインへ渡る可能性が高い。
そんなエムバペの去就に関して、この夏にリバプールからパリSGに加入したジョルジニオ・ヴァイナルダムが、フランスメディア『RMC SPORT』のインタビュー内で次のように答えている。
「私もそうしたように選手は自分の気持ちに素直になる」
「私がパリSGを選んだ理由のひとつに彼(エムバペ)の存在がある。私だけでなく誰もが彼と一緒にプレーすることを望んでいるし、(パリに)残って欲しいと願っている。ただ、私もそうしたように多くのケースで選手は自分の気持ちに素直になる」
ヴァイナルダムはエムバペの残留を願いつつも、リバプールの契約延長オファーを拒否し、移籍金ゼロでパリへと旅立った自身の経験から、本人の意思を尊重するコメントを残している。
7月23日時点でエムバペは予定よりも早くパリSGのキャンプに合流し、ヴァイナルダムとともにトレーニングを行なっている。
エムバペの去就ははたしてどんな決着を迎えるのだろうか。今夏の欧州主要国の移籍マーケットは8月31日まで開いている。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部