2020－21シーズンをもって、マリオ・マンジュキッチがミランを退団。新シーズンはマンジュキッチが付けていた背番号９を、一体誰が引き継ぐのだろうか。

　というのも、ミランの９番は鬼門で、2011－12シーズン終了後に引退した“スーペル・ピッポ”インザーギ（現ブレッシャ監督）以降、ミランで背番号９を付けた選手は活躍できないジンクスがあるからだ。マンジュキッチの退団で、その人数は10人となっている。

『Gazzetta dello Sport』紙は７月16日、「ミランのあの番号はジルーが背負う？」と題した記事を公開。「これまで10人が“失敗”した背番号９をジルーが身に付けるのか。ジルーならジンクス覆せる経歴を持っている」と報じた。７月16日現在、ジルーはチェルシーからミランへの移籍が間近に迫っており、新シーズンの背番号９の有力候補に挙げられている。
 

　以下が、インザーギ以降にミランで背番号９を身に付けた選手（成績はセリエＡのみ）。

12－13：アレッシャンドレ・パット／４試合・０ゴール・１アシスト
13－14：アレッサンドロ・マトリ／15試合・１ゴール・０アシスト
14－15：マッティア・デストロ／15試合・３ゴール・０アシスト
　　　　 フェルナンド・トーレス／10試合・１ゴール・０アシスト
15－16：ルイス・アドリアーノ／26試合・４ゴール・４アシスト
16－17：ジャンルカ・ラパドゥーラ／27試合・８ゴール・３アシスト
17－18：アンドレ・シウバ／24試合・２ゴール・０アシスト
18－19：ゴンサロ・イグアイン／15試合・６ゴール・１アシスト
19－20：クシシュトフ・ピョンテク／18試合・４ゴール・０アシスト
20－21：マンジュキッチ／10試合・０ゴール・０アシスト

　新シーズン、ミランの背番号９はいったい誰が背負うのか。またその選手はジンクスを覆せるのか注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部