「アグレッシブに試合を支配したい」Y.S.C.C.横浜の36歳・シュタルフ悠紀監督が語る“3年目の挑戦”【インタビュー/前編】

カテゴリ:Jリーグ

木之下潤

2021年04月27日

「結果に満足はしていないが、内容はポジティブな面も多い」

就任3シーズン目の意気込みを語ったシュタルフ悠紀監督。写真:Y.S.C.C.横浜提供

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 J3のY.S.C.C.横浜は、開幕から6試合を終え、3分3敗の勝点3。15チーム中14位に沈んでいるが、まず一勝を挙げることができれば、チームに勢いが出る可能性は十分にある。結果にはつながっていないが、対戦相手と比べて決して試合内容の質が劣っているわけではない。

 そんなYSCCを率いて3年目を迎えるシュタルフ悠紀リヒャルト監督に、インタビューを実施。過去2年を踏まえ、今シーズンはどんなことを上積みし、どういう挑戦をしているのか。チームのこと、監督として全責任を負う自身のことについて話を訊いた。Jリーグ最低予算のチームを率いる36歳の若き指揮官の、今シーズンにかける意気込みをご一読いただきたい。※取材は2節終了後に実施

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――開幕2試合(富山に0―1、福島に1-2で敗戦)は、結果はネガティブに感じられますが、試合内容はポジティブな面も多かったと思います。現在のチーム状況を、どう感じられていますか?

「そう言っていただけると救われます。私たちが望む結果を収められなかったのは、残念です。そこが現在のYSCCの弱い部分だと思いますし、改善していかなければならないところです。ただポジティブな面が多かった点については、私も同じ意見です

 初戦の富山戦はクラブ規模、立ち位置では格上だと言ってもいいチームですが、内容では互角に戦えていました。これまで勝ったことがない相手ですし、昨シーズンは3対0でリードしていたのにもかかわらず、逆転された相手でもあります。そういう試合をしていても力の差を感じながら戦っていましたが、今回はそこまで力の差を感じない内容だったので手ごたえを持っています。

 第2節の福島戦では、前半12分に先制点をとることで入り良くいけました。でも、そこから前半終了間際の5分くらいまではバタバタしてしまって、弱いYSCCが出てしまった。『この1点で逃げ切ろう』という雰囲気が漂ってしまいました。自分たちがゲームをコントロールする支配的なサッカーを目指しているのに、逆に相手に主導権を握られ、福島がやりたいサッカーに付き合ってしまいました。これは意図した試合展開ではないので、非常に残念な内容でした。

 後半は今シーズンの良さが出てきました。ビルドアップの安定感、相手陣地に入るときにロングボールもショートパスも意図的に使いながらプレーできていました。実際に、いい時間帯はボール支配率も67%くらいありました。意図した攻撃も作れていて、ゴールにつながりそうなチャンスがある程度見られました。

 そういう意味では、開幕からの2試合を振り返ると30分くらい良くない時間帯があって、残り60分くらいは力を発揮できていましたから、その割合で勝点がゼロというのはあまりに少ない結果です。得点も1ですから、当面の課題はそういう部分にあると考えています。強いチームは悪い状態でも勝点をとっていきますから、私たちも今後は力を出せない時間帯をどう乗り切るか、そういう中でもどう勝点につなげていくようなプレーができるかが課題だと思っています」

【動画】6節の今治戦で吉田明生が決めた先制弾はこちら
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