サガン鳥栖からまた超新星! U-24代表選出の中野に続く16歳アタッカーが、サニックス杯で見せた格の違い

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年03月22日

鳥栖U-15時代から将来を嘱望され、今秋のU-17W杯で主軸を担っていた可能性も…

高校1年生ながらすでにルヴァン杯でデビューを飾っている福井。今後が楽しみな選手だ。写真:松尾祐希

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 松岡大起、本田風智、中野伸哉――。近年、アカデミー出身者の台頭が著しいサガン鳥栖において、楽しみなタレントがまたひとり現われた。

 福井太智、16歳。今春に高校2年生を迎えるが、その実力は高校年代の中では抜きん出ている。同世代の仲間たちよりも一足早く開幕前に2種登録され、3月3日のルヴァンカップ1節の鹿島戦でトップチームデビュー。鳥栖U-15時代から将来を嘱望され、開催中止になっていなければ今秋のU-17ワールドカップで主軸を担っていた可能性は高い。

 基本技術の高さ、中盤や両ウイングをそつなくこなす高度な戦術眼は一級品。“相手を見る力”に長けており、状況に応じて適切な判断を下す術も持ち合わせる。また、中学時代はゲームコントロールや仲間との連携で魅せる機会が多かったが、独力で突破するプレーも見られるようになってきた。3月18日から21日まで開催されていたサニックス杯ユースサッカー大会でもその力を示し、同世代の相手を寄せ付けないスキルでチームの勝利に貢献した。

 21日に行われた矢板中央高との3位決定戦では4−3−3の左ウイングでプレー。序盤から積極的にサイドでボールを呼び込み、タメを作る動きなどで攻撃にリズムを与えた。しかし、相手の堅守をなかなか崩せない。チームとしても決定打が出せず、前半は0−0で終えた。

 迎えた後半。福井は左サイドで真価を示す。

「左サイドは動いていたけど同サイドで崩そうとしていたし、右サイドも孤立していた。なので、『追い越すところや抜けるポイントをもう少し作ろう』という話をしたんです」

 田中智宗監督から修正ポイントを伝えられると、福井は変幻自在なプレーで輝きを放つ。相手との間合いを測った上でボールを受けると、縦に仕掛けてチャンスを演出。相手が距離を詰めてきたと見れば背後に走る動きも見せ、敵DFが縦への突破を意識していると見ればカットインで中に入っていく。ドリブルやパス以外も常に選択肢を持ち、クロスやシュートを交えながら、効果的な仕掛けを見せた。

 何をしてくるか分からない――。相手に色んな可能性を考えさせた上で、51分には右足でゴールに向かうクロスを入れてFW二田理央(2年)の得点をアシスト。57分にも左サイドで縦に行くと見せかけて、ファーサイドの右SB戸田峻平(2年)にボールを供給。この折り返しをCB岡英耀(2年)が決めて、わずか7分でチームの前得点に絡む働きで勝利に貢献した。
 
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