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ドルトムントの“神童”や独英争奪戦のバイエルンFWらブンデスで10代が台頭中! “消えた逸材”にならないためには…【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2021年02月17日

10代の選手がトップチームでプレーするのは珍しくない

10代ながらトップチームでインパクトを残している(左から)バイエルンのムシアラ、ドルトムントのムココ、レバークーゼンのヴィルツ。 (C)Getty Images

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 若手選手とは、何歳までの選手を指すのだろうか。

 様々な情報が網羅されているドイツのサイト『Transfermarkt』にはリーグでの最年少・最年長選手ランクがある。今季のブンデスリーガでここまでの最年少選手で調べてみると、33人までランクされており、33位にいるのがアルフォンソ・ディビスで19歳10か月(今季初出場日で記録)だった。

 断トツは、16歳1日というブンデスリーガの歴代最年少出場記録を更新したドルトムントの“神童”ユスファ・ムココ。この数字は例外的ではあるが、17歳、18歳でのトップチームでプレーすることはヨーロッパのサッカー界においてすでに驚きでもないという印象がある。

 ドイツでは育成年代がU-19までとされているが、傑出した能力を見せている選手は早い段階でいわゆる飛び級をして上の学年チームでプレーすることが普通だ。ムココでいえばひとつ上の学年どころか、15歳でU-19でレギュラーとしてプレー、昨季は20試合で34得点を決めた。
 
 ムココだけではない。ドルトムントのユーデ・ベリンガムとジョバンニ・レイナ、レバークーゼンのフロリアン・ヴィルツ、バイエルンのジャマル・ムシアラという17歳の4人は、すでにトップチームで貴重な戦力として数えられており、出場数を伸ばしている逸材だ。

 MFのヴィルツは17歳ながらU-23代表としてオリンピック出場が濃厚で、A代表入りも遠くないとみられている。レバークーゼンでは完全にレギュラーポジションを獲得し、市場価値は4500万ユーロ(約56億2500万円)にまで上昇している。

 シーズン前にはチームの中心的選手だったカイ・ハベルツがチェルシーに移籍した大きな穴が開くと思われていたが、ヴィルツが加わったことで影響を感じさせないのは、特筆に値する。17歳9か月でリーグすでに5得点というのは、ブンデスリーガ記録でもある。

 ムシアラの今後もドイツ国内では大きな注目を集めている。シュツットガルト生まれ、ロンドン育ちのFWは、まだA代表デビューをしていないために、現在ドイツ代表とイングランド代表とで争奪戦が繰り広げられている。

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