湘南は立ち上がりからチャンスを作るものの、決定機は一度のみ
【試合内容】
湘南が立ち上がりから積極的に仕掛け、13分に右サイドを打開して高山がシュートを打つもGK権田の正面を突く。後半に入ると、FC東京がギアを上げて縦に仕掛ける時のスピードをアップし、武藤にボールを集める。
迎えた64分、左サイドを駆け上がった太田のクロスに、武藤が菊地とのポジション争いに勝って倒れ込みながらもヘッドで合わせ先制点をねじ込む。
その後、湘南は前線に遠藤、左WBに高山が入るなど総攻撃を仕掛けたが、より守備に重点を置いたFC東京のカテナチオを破ることはできなかった。
終わってみれば両チームともに決定機が乏しく、そのなかで武藤の個人技が最も光った一戦となった。
【J1採点&寸評】1stステージ・5節 全9試合の評価をチェック!
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・5節
【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
前線までボールが入るのはプラスの材料だが、クロス、パス、シュート……ラストプレーの精度が低かった。また、この日は羽生のサイドが明らかに守備が緩く狙い目だったが、「いつも通り」の攻め(終盤に遠藤を上げるのを含めて)にこだわった印象。そこを徹底的に突いても良かったか。
FC東京 6
劣勢時、攻勢時、そしてリードした後と、守備のバランスが90分間とおして良かった。結果的には守りに軸を置きつつ、武藤と石川の2トップにボールを預けてサイドを活かすという狙っていたシンプルな攻撃から得点を奪い、終盤はより守備を引き締めて完封。終わってみれば、危なげなく逃げ切った。
【湘南│採点・寸評】
GK
1 秋元陽太 5.5
バタついた時間帯に失点を喫した。マークの徹底(整理)を冷静にして、しのぎたかった。
DF
3 遠藤 航 5.5
球際ではほぼすべて勝っていた。ただし自由位置取りをする武藤のマークの引き渡しが上手くいっていたとは言えない。終盤はシャドーの位置に上がったが、有効な仕事はできなかった。
4 アンドレ・バイア 5.5
ゴール前で危なくなりかけた時に、必ずと言っていいほど顔を出す。それだけに、失点シーンが悔やまれる。
17 三竿雄斗 6
前の選手をぐんぐん追い越していくプレーを最後まで貫き、脅威を与えた。そのプレーを続ければ、必ず得点につながるはずだ。
14 藤田征也 6
瞬発力を活かした縦への突破からのクロスでチャンスを作った。ボール奪取にもう少し絡みたい。
2 菊地俊介 5.5
球際ではJ1でも十分通用することを実証。ただ13分の高山へのラストパス以外、肝心な場面でのパスやトラップなど基礎的なミスが目立った。武藤にニアに入られ失点にも絡んでしまった。
6 永木亮太 5.5
ルーズボールへの競り合いで梶山に勝つなど強さを見せ、加えてよく走った。一方、勝負どころでのキックの精細を欠く。
10 菊池大介 6
FC東京のプレスが緩く、立ち上がりから何度もチャンスメイク。結果論だが、“今日は俺がヒーローになれる”ぐらいの気概を持って、もっと仕掛けても良かった。
23 高山 薫 5.5
プレスが効果的で、空いたスペースをいつの間にか突く動きも悪くなかった。課題はその精力的な働きを、いかにゴールにつなげるかだ。
19 大槻周平 5
精力的に前線を駆け回り、マークをうまく外していた。ただ全体的にオン・ザ・ボールのプレーが雑。ゴール前の混戦で、ワンツーやドリブルなど“一芸”を見せたい。
FW
18 アリソン 5.5
やや下がったシャドーの位置からタイミングよく前に出た時に脅威を与えていた。厳しいマークに苦しんだこともあるが、彼らしい思い切りの良さが足りなかった印象。
交代選手
FW
5 ブルーノ・セザル 5
身体が温まった終盤に、ボールを持って前を向いて脅威を与え出したが、時間が足りなかったか。
MF
7 大竹洋平 5.5
古巣相手に途中出場。期待された決定的な仕事ができず、シュートを1本も打てずに終わった。
MF
26 可児壮隆 ―
持ち味であるパスの巧さを見せ、テンポよくつないだ。一方、球際で後手を踏む場面も。
監督
曺 貴裁 5.5
スタイルは間違いなく浸透している。ただ、もっと相手が嫌がることができた気がする。
湘南が立ち上がりから積極的に仕掛け、13分に右サイドを打開して高山がシュートを打つもGK権田の正面を突く。後半に入ると、FC東京がギアを上げて縦に仕掛ける時のスピードをアップし、武藤にボールを集める。
迎えた64分、左サイドを駆け上がった太田のクロスに、武藤が菊地とのポジション争いに勝って倒れ込みながらもヘッドで合わせ先制点をねじ込む。
その後、湘南は前線に遠藤、左WBに高山が入るなど総攻撃を仕掛けたが、より守備に重点を置いたFC東京のカテナチオを破ることはできなかった。
終わってみれば両チームともに決定機が乏しく、そのなかで武藤の個人技が最も光った一戦となった。
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【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
前線までボールが入るのはプラスの材料だが、クロス、パス、シュート……ラストプレーの精度が低かった。また、この日は羽生のサイドが明らかに守備が緩く狙い目だったが、「いつも通り」の攻め(終盤に遠藤を上げるのを含めて)にこだわった印象。そこを徹底的に突いても良かったか。
FC東京 6
劣勢時、攻勢時、そしてリードした後と、守備のバランスが90分間とおして良かった。結果的には守りに軸を置きつつ、武藤と石川の2トップにボールを預けてサイドを活かすという狙っていたシンプルな攻撃から得点を奪い、終盤はより守備を引き締めて完封。終わってみれば、危なげなく逃げ切った。
【湘南│採点・寸評】
GK
1 秋元陽太 5.5
バタついた時間帯に失点を喫した。マークの徹底(整理)を冷静にして、しのぎたかった。
DF
3 遠藤 航 5.5
球際ではほぼすべて勝っていた。ただし自由位置取りをする武藤のマークの引き渡しが上手くいっていたとは言えない。終盤はシャドーの位置に上がったが、有効な仕事はできなかった。
4 アンドレ・バイア 5.5
ゴール前で危なくなりかけた時に、必ずと言っていいほど顔を出す。それだけに、失点シーンが悔やまれる。
17 三竿雄斗 6
前の選手をぐんぐん追い越していくプレーを最後まで貫き、脅威を与えた。そのプレーを続ければ、必ず得点につながるはずだ。
14 藤田征也 6
瞬発力を活かした縦への突破からのクロスでチャンスを作った。ボール奪取にもう少し絡みたい。
2 菊地俊介 5.5
球際ではJ1でも十分通用することを実証。ただ13分の高山へのラストパス以外、肝心な場面でのパスやトラップなど基礎的なミスが目立った。武藤にニアに入られ失点にも絡んでしまった。
6 永木亮太 5.5
ルーズボールへの競り合いで梶山に勝つなど強さを見せ、加えてよく走った。一方、勝負どころでのキックの精細を欠く。
10 菊池大介 6
FC東京のプレスが緩く、立ち上がりから何度もチャンスメイク。結果論だが、“今日は俺がヒーローになれる”ぐらいの気概を持って、もっと仕掛けても良かった。
23 高山 薫 5.5
プレスが効果的で、空いたスペースをいつの間にか突く動きも悪くなかった。課題はその精力的な働きを、いかにゴールにつなげるかだ。
19 大槻周平 5
精力的に前線を駆け回り、マークをうまく外していた。ただ全体的にオン・ザ・ボールのプレーが雑。ゴール前の混戦で、ワンツーやドリブルなど“一芸”を見せたい。
FW
18 アリソン 5.5
やや下がったシャドーの位置からタイミングよく前に出た時に脅威を与えていた。厳しいマークに苦しんだこともあるが、彼らしい思い切りの良さが足りなかった印象。
交代選手
FW
5 ブルーノ・セザル 5
身体が温まった終盤に、ボールを持って前を向いて脅威を与え出したが、時間が足りなかったか。
MF
7 大竹洋平 5.5
古巣相手に途中出場。期待された決定的な仕事ができず、シュートを1本も打てずに終わった。
MF
26 可児壮隆 ―
持ち味であるパスの巧さを見せ、テンポよくつないだ。一方、球際で後手を踏む場面も。
監督
曺 貴裁 5.5
スタイルは間違いなく浸透している。ただ、もっと相手が嫌がることができた気がする。