【チュニジア戦プレビュー】予想以上の大刷新も? 初陣が世代交代の合図となるか

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年03月27日

スピーディな展開から敵の背後を突きたいとすれば3トップの顔ぶれは…。

判断材料は少ないが、ハリルホジッチ監督がこれまで明かした考えを総合すると、チュニジア戦のスタメンはこのような顔ぶれか。

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 ハリルホジッチ監督は、3月19日のメンバー発表の席でベテランの遠藤(35歳)を外した理由について、こう述べた。
 
「ロシア・ワールドカップに向けた準備をするために日本へ来た」
 
 つまり、現段階からすでに3年後を見据えた強化プランを練っているわけだが、そうなると、“勝負の2018年”に35歳になる今野、34歳になる長谷部、32歳になる岡崎や本田、長友(今回は辞退)らザッケローニ時代から重用されてきた選手が、近いうちに代表から漏れたとしても不思議はない。
 
 実際、チュニジア戦の前日会見でも指揮官は「明日はおそらく新しいプレーヤーを試すと思う。これまでプレーしてこなかった選手にもチャンスを与える。この2試合で、できる限りたくさんの選手を見たい」と刷新を匂わせていた。
 
 長身でフィジカルが強い面子を揃えてくるだろうチュニジアには、「できるだけグラウンダーのパスを使い、スピーディな展開から敵の背後を狙いたい」そうだ。監督のその言葉を鵜呑みにすれば、前線にはスペースを突くのが上手い岡崎、武藤、永井あたりがスタメン出場しそうだ。
 
 ハリルホジッチ監督がこれまでクラブや代表チームで採用してきたシステム(4-2-3-1、5-4-1、4-4-1-1、4-3-3)から浮かび上がってくる前線の形は「1トップ+2ウイング」。機動力抜群の岡崎を頂点に、韋駄天の永井、縦への突破力に優れた武藤が脇を固める布陣は、敵の背後を狙ううえで有効策だ。
 
 とはいえ、中盤や最終ラインも含めて正直、今回ばかりはスタメンを予想しにくい。試合前日には、フィールドプレーヤーを12人ずつに分けてのゲーム方式の練習(システムは両チームとも4-3-4-1)を行なったが、主力とサブ組の明確な線引きはない印象だった。
 
 ちなみにその時のメンバーは、ビブス組が前線から岡崎、永井、香川、大迫、宇佐美、今野、水本、山口、酒井宏、昌子、槙野、酒井高。ビブスなし組は前線から川又、本田、武藤、柴崎、清武、長谷部、青山、藤春、青山、内田、吉田、森重、太田だった(乾は腹痛のためホテルに居残り)。
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