アトレティコがリーガの覇権争いで有利と考える理由。ビッグ2の“両極端”なメンバー構成と比較すると…【現地発】

カテゴリ:ワールド

エル・パイス紙

2020年11月21日

「こんな好機は二度と来ない」

スアレスとJ・フェリックス以外は中堅が主力を担っているアトレティコ。異例のシーズンでは有利か? (C) Getty Images

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 アトレティコ・マドリーが歴史的な好機を迎えている。

 ライバルのレアル・マドリーとバルセロナは、選手の大半が将来性豊かな若手、あるいは輝かしい実績を持ったベテランのいずれかの層に属している。このビッグ2の両極端なメンバー構成は、ファンの想像を掻き立てる。

 各チームがコロナ禍で、尋常ではないスケジュールを消化している。3日に1試合のペースで連戦が続けば、若手にはストレスとなり、ベテランには疲労が蓄積されていくのは自明の理だ。
 
 そんななか、チームの年齢構成という点でもっともバランスが取れているのがアトレティコだ。主力で30歳を越えているのはルイス・スアレスのみ(33歳)。その彼にしてもニューフェイス特有の意気込みの強さが、年齢のハンデをカバーすることは十分に可能だ。

 一方、“唯一の若手”であるジョアン・フェリックスは移籍金1億2000万ユーロ(約150億円)で加入したほどの早熟の天才だ。その他の主力はいずれもバイタリティーと実績を併せ持った脂の乗り切った面々ばかり。こんなチャンスは二度とやってこない。そう結論付けてもいいほどの絶好の好機である。

文●ホルヘ・バルダーノ
翻訳:下村正幸

【著者プロフィール】
ホルヘ・バルダーノ/1955年10月4日、アルゼンチンのロス・パレハス生まれ。現役時代はストライカーとして活躍し、73年にニューウェルズでプロデビューを飾ると、75年にアラベスへ移籍。79~84年までプレーしたサラゴサでの活躍が認められ、84年にはレアル・マドリーへ入団。87年に現役を引退するまでプレーし、ラ・リーガ制覇とUEFAカップ優勝を2度ずつ成し遂げた。75年にデビューを飾ったアルゼンチン代表では、2度のW杯(82年と86年)に出場し、86年のメキシコ大会では優勝に貢献。現役引退後は、テネリフェ、マドリー、バレンシアの監督を歴任。その後はマドリーのSDや副会長を務めた。現在は、『エル・パイス』紙でコラムを執筆しているほか、解説者としても人気を博している。

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙に掲載されたバルダーノ氏のコラムを翻訳配信しています。
 

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