横浜Fや神戸などでプレーし、元日本代表としても活躍した三浦淳寛氏が、九州で春季キャンプを張る各クラブを訪れて、チームのキーマンを直撃する短期集中連載企画。
 
　第４回は、今季名古屋からC大阪に移籍した実績十分のレフティ、玉田圭司に話を訊いた。
 
　貴重な得点源としてはもちろん、日本人選手と外国籍選手の間に入ってチームをまとめるなど、「年相応の役割ってあるから」（三浦氏）とピッチ外での貢献も求められるベテランは、J２での戦いを「楽しみ」と語る。４月で35歳を迎えるが、フィジカル的な不安は一切なし。満足できない結果に終わった昨季の悔しさを発奮材料に、新天地で輝きを放とうとしている玉田に、三浦氏も「タマの一瞬のキレ」を期待している。
 
三浦　ポジション的にはどこになりそう？　（４－３－３の）前３枚の一角？
玉田　そうですね。基本、そこをやると思います。
 
三浦　イメージはメッシだ。
玉田　ある程度、自由にやらせてもらえればいいですね。
 
三浦　スピード、キレ、ドリブルは健在でしょ？
玉田　スピードテストをしたら、一番ではないんですけど、そこまで悪くなかったんですよ。
 
三浦　誰が速いの？
玉田　丸橋とか。でも彼ともそこまで変わらなかったというか、チームのなかでも上位を記録できましたね。
 
三浦　それは当然でしょ。
玉田　良かったです。
 
三浦　タマは何歳になったの？
玉田　４月で35歳になります。
 
三浦　そうか、そんな歳になったか。
玉田　やばいですよ（笑）。
 
三浦　ちなみに、俺は今年、41歳になるから（笑）。
玉田　41!?　アツさんも若いですね。
 
三浦　で、順調に来ている？
玉田　若い選手がたくさんいて、彼らと絡みながら上手くやっていければという感じですね。J２の舞台はあんまり分からないんですけど。