• トップ
  • ニュース一覧
  • 平野孝が選ぶJ歴代最強チーム「11人が共通認識を持っているかを重視!最高レベルだったのが…」

平野孝が選ぶJ歴代最強チーム「11人が共通認識を持っているかを重視!最高レベルだったのが…」

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年06月08日

01年の磐田は11人全員が鋭い戦術眼を持っていた

平野氏が1位に選んだチームは、自身も在籍していた「01年の磐田」。MVPには名波、MIPには服部を挙げた。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に“歴代で最強だと思うチームトップ3”を選んでもらっている。ここでは98年フランス・ワールドカップで活躍した左サイドの名手で、現在は神戸のアカデミー部部長を務める平野孝氏の“トップ3”を紹介しよう。

――◆――◆――

「平野孝氏が選ぶ“最強チームトップ3”」
1位:2001年のジュビロ磐田
2位:2017年の川崎フロンターレ
3位:1995年の名古屋グランパス
 
 僕が重視しているのは、11人が共通認識を持って組織的にサッカーができているか。その点で最高レベルだったのが01年の磐田です。

 11人全員が鋭い戦術眼を持ち、お互いを理解し合いながらプレーしていた。サイドを空けてしまうような変則的なシステムにもかかわらず、チームとして機能していたのは、全体の連動性がものすごく高かったからです。

 僕の感覚ですが、あれは守備から入るシステムだったと思います。名波(浩)さんを中心に、ハット(服部年宏)ら周りの4人がスライドしてピッチを広くカバーする。そしてボールを奪って攻撃に転じれば、サイドのスペースを活かして、流動的にポジションを変えながらボールを効率的に前進させる。

 名波さんが中盤の真ん中にいるシステムは、あのシーズンそんなに多くは使っていないんですけど、それでも新鮮でインパクトは大きかったですね。みんながサッカーというものを理解していて、複数のポジションをこなし、感覚が合う選手が揃っていたからこそハマりました。僕はサブでしたけど、ハイレベルな戦術を体現していたレギュラー陣の実力に感心しました。

 スタイルは違えど、17年の川崎も高次元でした。鬼木監督の下で個性が絶妙に組み合わさり、「1+1」が「3」にも「4」にもなるチームだった。序盤は苦しんでいた印象ですが、シーズンが進むにつれて、鬼木監督が求める理想像に徐々に近づいていった。

 ボールを前進させるために何をすべきか全員が分かっているような。(中村)憲剛を軸としたパスワークは観ていて楽しかったです。
 
【関連記事】
玉田圭司が選ぶJ歴代ベスト11「目指すは究極のサッカー!一番思い入れが強い選手は…」
小野伸二が選ぶJ歴代ベスト11「“魅せる”がコンセプト!でも言い争いが絶えないかも」
宇佐美貴史が選ぶJ歴代最強チーム「毎試合『今日は何点取るんやろうな』と予想しながらスタジアムに行った」
「マジで衝撃でしたよ」小野、稲本、本山が“一番スゴイ!”と認定した伝説の名手とは?【黄金の記憶】
興梠慎三が選ぶJ歴代最強チーム「数字が強さを物語る。ミシャのサッカーがハマって負ける気がしなかった」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ