【選手権準決勝プレビュー】静岡学園×矢板中央|攻撃力で24年ぶりの優勝に王手か、ハイプレスで三度目の正直なるか?

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年01月10日

アタッカー陣が好調をキープする静岡学園に対し、堅守に磨きがかかる矢板中央

両チームの準決勝予想フォーメーション。

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全国高校サッカー選手権大会 準決勝第2試合
静岡学園 - 矢板中央
1月11日(土)/14:20/埼玉スタジアム

 攻撃力を前面に押し出す静岡学園と勝負強さが光る矢板中央。高校サッカー選手権の準決勝第2試合は、異なるスタイルのチームが対峙する。

 静岡学園はアタッカー陣の状態が良い。今大会4試合で15得点を奪っており、個人技を生かした仕掛けは簡単に止められない。好調の要因は右サイドハーフの松村優太(3年/鹿島入団内定)が厳しいマークを一手に請け負い、周囲の能力を存分に引き出しているからだ。いまだ無得点のエースに相手DFが喰い付けば、フリーとなった他の選手が水を得た魚のごとく仕掛けていく。実際に岡山学芸館との1回戦ではMF井堀二昭(3年)、徳島市立との準々決勝でもFW岩本悠輝(3年)がハットトリックを決めた。左サイドハーフの小山尚紀(3年)も個で局面を打開し、今大会は4得点を奪取。松村が封じられたら終わりのチームではないのだ。

 また、日替わりヒーローの誕生はもう1つのメリットがある。試合を追うごとに警戒する選手が増えている点だ。実際に3回戦までに小山や井堀が活躍したことで、準々決勝は松村のマークが僅かに緩んだ。その隙を逃さず、松村が右クロスから3点目をアシスト。本人もその効果をこう話す。

「今まで僕にマークが来て、他の選手が得点を取れている。マークが分散すれば、自分も空く。そこからチャンスが生まれると思うので、準決勝では逃さないようにしたい」

 こうした好循環が準決勝でも見られれば、攻撃の破壊力をさらに増すはずだ。

 一方の矢板中央は勝負強さを発揮し、ここまで勝ち上がって来た。今年は個で勝負できるタレントを要していなかったが、一戦ごとに右肩上がりで成長。特に大きな不安を抱えていた守備陣の復活は大きい。今季は堅守が伝統の矢板中央らしくない戦いが目立ち、県予選は全試合で失点。本大会でも1回戦から2試合連続でゴールを許した。

 しかし、キャプテンのCB長江皓亮(3年)を中心に粘り強く戦うと、3回戦で鵬学園を2−0で下して初の完封勝利。チームに自信が芽生えると、準々決勝では注目FW森夢真らを擁する四日市中央工に対し、タフに戦って再び無失点で勝利を掴んだ。「谷間の世代」と称されていただけに、髙橋健二監督も選手たちの成長に目を細める。

「日々成長していて、最後まで諦めないひたむきな姿勢が見られるようになりました。失点0で帰って来てくれているので、彼らの成長が本当に頼もしい。最初は県大会を突破するのも厳しいと言われていたけど、努力をすれば勝ち上がれることを証明してくれたと思います」
 

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