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宇佐美貴史が本音を激白!! タイトルから遠ざかるガンバの現状に何を想い、いかにして復権へ導こうとするのか?

カテゴリ:Jリーグ

高村美砂

2019年07月27日

「ガンバの力になれる」イメージが強く湧いて、復帰への想いが膨らんだ。

『サッカーダイジェスト』のロングインタビューに応じてくれた宇佐美。ここ数年のチーム状況や自身のことについて語ってくれた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 ドイツでの二度目のチャレンジを通じて「自分のスタイルに合うチームに身を置く大切さを痛感した」という宇佐美貴史。古巣・ガンバ大阪への復帰に際して、自分のストロングポイントをチームで活かし、躍動感を持ってプレーするイメージができたという。果たして、日本代表への復帰、2022年のカタール・ワールドカップ出場も視野に入れるアタッカーは、三たび青黒のユニホームに袖を通して、いかなるパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
取材・文●高村美砂 インタビュー写真●金子拓弥(本誌写真部)
 
――◆――◆――
 
――「自分のプレースタイルに合うチームに身を置いてストロングを伸ばすこと」以外に、ガンバへの復帰を決めた理由はありますか?
 
「ガンバの歴史を振り返った時に、良くも悪くもガンバの状況と僕の状況がリンクしているというか。最初(13年夏)の復帰の際も、ガンバはJ2に降格していたのに対し、僕自身もホッフェンハイムで試合にまったく絡めていない状況があって復帰した。今回も、ガンバが本来はいるべきではない順位[編集部・注/17節終了時点で13位]での戦いが続いていたなかで、僕自身もデュッセルドルフでの後半戦はほぼ試合に絡めなかった、と。そう考えると、ガンバからオファーを頂く時はいつも僕が苦しんでいる状況だったことも大きかったと思います。と同時に、そういう状況の時は決まってガンバ・サポーターの皆さんからもSNSやダイレクトメールでたくさんのメッセージが届き……『今、戻ればガンバの力になれる』イメージが強く湧いて『復帰』への想いを膨らませてくれました」
 
――背番号は「33」です。プロになって初めてつけた番号ですね。
 
「そこへの想い入れはあるし、好きな数字でもあるけど、09、10、11年に『33』を背負っていた時の自分とは、立場も、経験値も、メンタルも、プレーも、すべてが違いますからね。当時は上の人に置いていかれないように、付いていくことだけを考えていたら成長できた自分がいたけど、今は自分が若い選手を引っ張り上げる役割をしなければいけない。そう考えると、番号は同じでも、まったく違う自分を見せなければいけないと思っています」
 
 
――3度目の在籍となるガンバで、成し遂げたいことはありますか?
 
「僕が2度目にガンバを出た16年以降、ガンバはひとつもタイトルを獲っていない現状があるけど、僕が最初に復帰してから在籍していた時代は……J2での優勝も含め、毎年ひとつは必ずタイトルを獲得していましたから。[編集部・注/13年にJ2優勝、14年に3冠(J1、ナビスコ〈現ルヴァン〉カップ、天皇杯)、15年に天皇杯]そういう状況に今のガンバがいないのは寂しくも感じたと同時に、自分がチームに貢献して再びガンバに『タイトル』をもたらしたいと強く思っています。また、そのためには……というか、強くて充実した結果を残しているチームには、25~30歳くらいまでの良い中堅選手がいると思うんです。事実、僕らが3冠を実現した14年も、若かった僕や晃太郎(大森/FC東京)、阿部ちゃん(浩之/川崎)らと、ヤットさん(遠藤保仁)や今ちゃん(今野泰幸)というキャリアの豊富な人たちをつないでくれていたのは、ヒガシくん(東口順昭)や、秋くん(倉田秋)、ヨネくん(米倉恒貴)ら、中堅選手だった。そんな先輩に引っ張られて、僕たちものびのびとプレーできたんだと思います。そう考えればこそ、27歳の僕もまた、ピッチの内外で中堅としての振る舞いをしていかなければいけないと自覚しています」
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