「とても複雑だ。それでも彼は…」ダービーで大敗を喫したジダン監督、途中出場した久保建英への評価は?

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年07月27日

鋭いミドルシュートが3点目の起点に

限られた出場時間のなか、懸命にアピールに努めた久保。パスミスからの失点は悔やまれるところだ。(C) REUTERS/AFLO

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 現地時間7月26日、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)で実現したマドリード・ダービーは、3-7という衝撃的なスコアで、“白い巨人”レアル・マドリーが大敗を喫した。

 新戦力のエデン・アザール、ルカ・ヨビッチやルカ・モドリッチ、セルヒオ・ラモスら主力メンバーが揃って先発したにも関わらず、マドリーは攻守両面で歯車が噛み合わず。一方のアトレティコは、前半だけでジエゴ・コスタがハットトリックを達成。さらに期待の新星ジョアン・フェリックスとアンヘル・コレアが1点ずつ決めて5点の大差をつけると、後半にもD・コスタが1点を追加し、65分にはダメ押しの7点目をビトーロが叩き込んだ。

 現地紙『AS』はチームの現状を嘆き、「レアルのバカげた敗北だ。ジエゴ・コスタとフェリックスによる見事なパーティーでアトレティコがレアルを粉砕した」と伝えている。

 注目の久保建英はベンチスタート。スコアが1-6の62分に、モドリッチと交代でピッチに登場した。同世代のロドリゴ・ゴエスとともに投入された久保は、ビトーロの追加点を招く痛恨のミスを犯したが、その後は攻撃の起点として積極果敢に仕掛ける姿勢を見せた。

 88分にはペナルティーエリア手前でボールを受け、左足で抑えた弾道のミドルシュートを放つ。惜しくも相手GKヤン・オブラクのファインセーブに阻まれたが、そのこぼれ球から展開したボールを最後はハビ・エルナンデスが押し込み、チームの3点目を生んだ。

 これには実況を担当したアナウンサーも「美しい軌道のシュートだった」と称賛を送り、現地紙『EL MUNDO』は「3点目の起点となったのは久保のミドル」と試合終盤になっても戦意を失っていなかった若きエースを讃えている。

 試合後、マドリーの指揮官ジネディーヌ・ジダンは「我々にとってはテストマッチだったが、アトレティコにとってはそうではなかった。この結果はシーズンの出来には関係ない」とコメント。そして久保については、以下のように評した。

「彼への評価は、劣勢の状態でピッチに立つことになったし、とても複雑だ。それでも彼はピッチの上で、なにかを成そうとしていたと思う。マドリードに戻ってから、彼の身に一体なにが起こるのかを見守るとしよう」

 こののちマドリーは、7月30日にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーと、8月7日には日本代表MF南野拓実が所属するレッドブル・ザルツブルクとのテストマッチが予定されている。はたして久保はカスティージャ(Bチーム)に合流するのか、それともトップチーム帯同が継続されるのか。クラブとジダン監督の決断に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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