U-20日本代表FWが執念のブロックで全国切符を獲得‼桐光学園エース西川潤が決意の“優勝宣言”!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2019年06月23日

出場権を懸けた準決勝の日大藤沢戦は拮抗した戦いに

出場権を懸けた準決勝ではゴールこそなかったものの、西川は身体を張ったプレーでチームを牽引した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 延長戦までもつれ込む苦しい試合だった。桐光学園のエースストライカー・西川潤のコンディションは決して万全ではなかったが、チームの勝利のために100分間ピッチに立ち続けた。
 
 U-20日本代表として、U-20ワールドカップに出場し、来季加入が内定しているC大阪ではすでにプロデビュー済み。そしてU-17ワールドカップを控えるU-17日本代表のエースでもある。スペックの高い彼には当然相手のマークが集中する。

 
 インターハイ神奈川県予選・準決勝。勝てば2年連続のインターハイ出場が決まる重要な一戦の相手は、県内最大のライバルであり、能力の高い選手を揃える日大藤沢だ。
「この試合はチームの大きな分岐点になるぞ」と試合前に鈴木勝大監督がチームに檄を入れたように「僕は一昨年に予選敗退を経験して、去年は全国に出て準優勝した。両方経験したことで、この大会に出ると出ないとではだいぶ違うと感じていたので、それをチームとして共有させて試合に臨もうと思った」と西川もキャプテンとして、1年からの主軸としての自覚を持ってピッチに立った。
 
 5-4-1の1トップに君臨した西川は、「守備の時間が長くなって、自分が孤立する可能性もありましたし、攻撃にはあまり手数はかけられないと感じていた。攻撃の際はまず1枚の僕がしっかりとボールを収められないと、すぐにカウンターを食らって、相手の時間が長くなってしまうと思った。5バックは遅攻のチームが多い。(同じシステムを敷く)北海道コンサドーレ札幌もそうですが、遅攻をうまくやっていこうと思いました」とこの試合の展開と自分の役割、置かれた状況を理解していた。
 
「すべて自分で行くのではなくて、周りを生かしながらも、自分が行くべきところは行こうと思っていました」と語ったように、19分にドリブルからMF神田洸樹にスルーパスを送ると、その後はマークが集中するのを逆手にとって、シンプルにワンタッチで叩いたり、周りをうまく使いながら攻撃のリズムを生み出した。
 
 一方で、守備陣も日大藤沢のショートカウンターに手を焼いてピンチを招くものの、GK北村公平と奈良坂巧、安久高貴、荒井ジュリア海都の3バックを中心に、強固な守備ブロックを構築。粘り強くゴールを守り抜く。
 
 後半に入っても膠着状態は続き、54分に西川は縦パスを胸トラップすると、裏へ抜け出した神田へスルーパス。シュートは枠を外れたが、チャンスを作ると、63分には左サイドでワンツーからドリブルを仕掛け、日大藤沢DF陣を脅かした。
 
 77分、ゴール前で日大藤沢のFW小林来生にフリーで決定的なシュートを放たれるが、桐光学園はGK北村とDF安久が文字通り身体を張って決死のブロック。試合は0-0のまま延長戦に入った。
 

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