「チリ戦に足りなかったのは三好だった」
ブラジルで開催されているコパ・アメリカ(南米選手権)のグループステージ第2戦、日本はウルグアイと対戦し、2-2のドローで終えた。この一戦を報じたウルグアイの『EL OBSERVADOR』紙は、「我々のチームを驚かせたあのふたりは、いったい何者なんだ?」と驚きを伝えている。
「三好康児と中島翔哉という、ほとんど名前の知られていないふたりの日本人選手は、ウルグアイ戦での2ゴールに貢献し、チームは決勝トーナメントに到達する可能性を残した。
前者は右サイドを躍動し、日本に2ゴールをもたらし、後者は左サイドから優れた“スキルのバーゲン”で鋭い仕掛けを連発し、ウルグアイの最終ラインを度々破った。日本は両者に攻撃を預け、両サイドからのアタックに力を入れることで、うまく試合を進めた。チリに0-4でボコボコにされた試合で得られなかった答えを、三好という存在で見つけることができたのだ」
ウルグアイはこの試合で日本に二度に渡りリードを許しながら、追いつくという粘りを見せたものの、「会場のアレーナ・ド・グレミオを沸かせたのは、ヨーロッパや南米に劣らない力をみせた日本の戦いぶりだった」と絶賛した。
「三好康児と中島翔哉という、ほとんど名前の知られていないふたりの日本人選手は、ウルグアイ戦での2ゴールに貢献し、チームは決勝トーナメントに到達する可能性を残した。
前者は右サイドを躍動し、日本に2ゴールをもたらし、後者は左サイドから優れた“スキルのバーゲン”で鋭い仕掛けを連発し、ウルグアイの最終ラインを度々破った。日本は両者に攻撃を預け、両サイドからのアタックに力を入れることで、うまく試合を進めた。チリに0-4でボコボコにされた試合で得られなかった答えを、三好という存在で見つけることができたのだ」
ウルグアイはこの試合で日本に二度に渡りリードを許しながら、追いつくという粘りを見せたものの、「会場のアレーナ・ド・グレミオを沸かせたのは、ヨーロッパや南米に劣らない力をみせた日本の戦いぶりだった」と絶賛した。
さらに両MFについて、こう続けている。
「横浜F・マリノスの22歳、初めてA代表に選出された三好にとっては素晴らしい国際舞台での経験となったろう。成熟したプレーと冷静さは素晴らしい。先制点は柴崎岳からのパスを見事にコントロールしてシュートを放ち、2点目はGKムスレラの弾いたボールを難なく決めてみせた。
一方の中島は、絶え間なく攻撃を仕掛けて、ドリブル、フェイントとテクニックを駆使してセレステ(ウルグアイ代表の愛称)のDFラインを突破した。47分に彼はルーレットで突破したところで倒され正当な抗議をしたが、コロンビア人のアンドレス・ロジャス主審は聞き入れなかった」
また同紙は「日本に敗北もあり得た」ことを、非常に重く受け止めている。
「ウルグアイは、コパ・アメリカにおいて15回の優勝を成し遂げた。だが、日本は臆することなく、非常に強力なチームであることを証明してみせた。彼らは自らの手で、ノックアウトステージ進出をかけて最後まで戦う権利を得たのだ」
敵国のメディアからも称賛を集めた三好と中島。森保ジャパンは6月25日(日本時間8時)にエクアドルと対戦する。決勝トーナメント進出のために勝利が求められるこの一戦でも活躍が期待される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部