プリンスリーグ関東残留を懸けた一戦の行方は…
絶対的エースのきらめきは見せた。しかし、チームを残留確定まで導くことができなかった。
プリンスリーグ関東最終節・三菱養和SCユース対桐光学園の一戦で、桐光学園の2年生エース・西川潤は、持ち前の縦への推進力を駆使して、相手の脅威となり続けた。
17節終了時点で、三菱養和は8位、桐光学園は9位(勝点差はなし、得失点差での順位)で、最下位の山梨学院との勝点差はわずかに1と、都県リーグ降格の可能性が大きい順位にあった。それだけにこの一戦を落とすと、一気に最下位となる可能性もはらんでいた。しかも、上を見ても7位の川崎フロンターレU-18との勝点差もわずか1で、6位の桐生一との勝点差は3と、勝利を掴めば、他の試合結果によっては一気に降格圏外の7位以上に浮上できるチャンスでもあった。
それゆえに両チームとも勝ちたい一戦だった。西川も試合前から鋭い目つきで、闘う姿勢に火を点けており、キックオフとともにその牙を三菱養和にむき出した。
開始早々に西川がドリブルで仕掛けると、左サイドを駆け上がったFW佐々木ムライヨセフに絶妙なスルーパスを送り込んだ。
「ヨセフはスピードがあるので、強めに出した」とチームメイトの特徴を理解した正確なパスに抜け出した佐々木は、冷静に中央に折り返すと、ゴール前に走り込んだFW敷野智大がドンピシャのヘッドで合わせ、桐光学園が先制に成功をした。
その後も西川はドリブルとパスで試合を組み立てる役割を担った。時には自身も突破を仕掛けて強烈なシュートを放つなど、前半は圧巻の存在感を放っていた。
しかし、後半は徐々に三菱養和の猛攻に後手に回るようになり、彼のもとに思うようなボールが来ない状態となった。49分には右からのクロスをDF渡辺大貴に頭で決められ、同点に追いつかれると、190cmのFW栗原イブラヒムジュニアの正確なポストプレーに苦しみ、絶える時間が続いた。
それでも望月駿介と内田拓寿の1年時からコンビを組むCBを中心にした堅い守備で、これ以上スコアを動かすことは無く、1−1のドロー決着となった。
プリンスリーグ関東最終節・三菱養和SCユース対桐光学園の一戦で、桐光学園の2年生エース・西川潤は、持ち前の縦への推進力を駆使して、相手の脅威となり続けた。
17節終了時点で、三菱養和は8位、桐光学園は9位(勝点差はなし、得失点差での順位)で、最下位の山梨学院との勝点差はわずかに1と、都県リーグ降格の可能性が大きい順位にあった。それだけにこの一戦を落とすと、一気に最下位となる可能性もはらんでいた。しかも、上を見ても7位の川崎フロンターレU-18との勝点差もわずか1で、6位の桐生一との勝点差は3と、勝利を掴めば、他の試合結果によっては一気に降格圏外の7位以上に浮上できるチャンスでもあった。
それゆえに両チームとも勝ちたい一戦だった。西川も試合前から鋭い目つきで、闘う姿勢に火を点けており、キックオフとともにその牙を三菱養和にむき出した。
開始早々に西川がドリブルで仕掛けると、左サイドを駆け上がったFW佐々木ムライヨセフに絶妙なスルーパスを送り込んだ。
「ヨセフはスピードがあるので、強めに出した」とチームメイトの特徴を理解した正確なパスに抜け出した佐々木は、冷静に中央に折り返すと、ゴール前に走り込んだFW敷野智大がドンピシャのヘッドで合わせ、桐光学園が先制に成功をした。
その後も西川はドリブルとパスで試合を組み立てる役割を担った。時には自身も突破を仕掛けて強烈なシュートを放つなど、前半は圧巻の存在感を放っていた。
しかし、後半は徐々に三菱養和の猛攻に後手に回るようになり、彼のもとに思うようなボールが来ない状態となった。49分には右からのクロスをDF渡辺大貴に頭で決められ、同点に追いつかれると、190cmのFW栗原イブラヒムジュニアの正確なポストプレーに苦しみ、絶える時間が続いた。
それでも望月駿介と内田拓寿の1年時からコンビを組むCBを中心にした堅い守備で、これ以上スコアを動かすことは無く、1−1のドロー決着となった。