【総体予選】埼玉決勝は終盤にドラマが! ついに本大会行きの全52代表校が出揃う!

カテゴリ:高校・ユース・その他

高校サッカーダイジェスト編集部

2019年06月23日

聖望学園は0-2から一度は追いついたが…

先制点を決める西武台のFW谷(9番)。見事ハットトリックを達成して、チームを4年ぶりの全国へ導いた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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今大会から埼玉の出場枠は2から1に減枠。群雄割拠の戦国トーナメントを制したのは、攻守両面で組織力が光った西武台だった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 6月23日、インターハイ(高校総体)の埼玉予選決勝が行なわれ、西武台が聖望学園を3-2で下して出場権を獲得。これで本大会を戦う全52代表校の顔ぶれが出揃った。
 
 NACK5スタジアムで開催された埼玉決勝は、序盤から西武台がペースを握る。前半16分(40分ハーフ)に谷のゴールで均衡を破ると、同36分にも左サイドからのクロスボールをふたたび谷が決めてリードを広げた。

 後半に入ると両チームのインテンシティーはさらに高まり、一進一退の攻防が続く。ここで観衆の度肝を抜いたのが聖望学園だ。後半25分に島村の得点で1点を返し、その2分後に森田のヘディングが決まって同点! 電光石火の反撃で瞬く間にスコアをタイに戻したのである。
 
 しかし、迅速な攻守の切り替えをベースに主導権を渡さなかった西武台が勝ち越し点を挙げる。後半32分、谷がハットトリック達成となるチーム3点目をねじ込んで激闘にピリオドを打った。1996年大会でインターハイ準優勝を飾った名門が、4年ぶり11回目の出場切符を掴んでいる。
 
 これでインターハイは全出場校が確定し、今大会の初出場は専大北上(岩手)と大成(東京)のわずか2校となった。本大会は南九州で行なわれ、サッカー競技は男女ともに沖縄県内で開催される(7月25日開幕)。男子は埼玉、千葉、愛知の出場枠が2から1となり、全52チームが参加。女子は例年と変わらず16チームで、各地域大会に割り振られた出場枠を争う。なお本大会の組分け抽選会は6月29日に開催される予定だ。
 
構成●高校サッカーダイジェスト編集部
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