いよいよ6月1日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝、トッテナム対リバプールがキックオフを迎える。
ともに欧州屈指のハイプレス・ハイインテンシティーが持ち味の両チームにとって、思わぬ“敵”になりそうなのが、開催地マドリードの暑さだ。
キックオフ時刻の21時でもまだ日は沈んでおらず、前日の気温は31度。予報では、決勝当日も同じく31度と予想されている。
前日練習では、両軍ともこまめに水分補給をするシーンが見られた。とりわけリバプールのファビーニョあたりは、暑さが堪えている様子だった。
21時でも日差しが残る
両チームともプレミアリーグの最終節から3週間のブランクがあり、その間にスペインで合宿をして対策はしてきた。とはいえ、久々の実戦でこの暑さ。影響は小さくないだろう。
とりわけ、トッテナムのハリー・ケインやハリー・ウィンクス、リバプールのロベルト・フィルミーノなど、故障明けの選手には厳しいコンディションだ。
暑さを制した者が試合を制す――。そんな展開になるかもしれない。
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)