ハイテンションのスペクタクルなゲームに
現地時間6月1日に、チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝がマドリードで開催される。この至高の舞台で相対するのは、ともに劇的な逆転勝利で勝ち上がってきた、リバプール対トッテナム。11年ぶりのプレミアリーグ勢対決が実現した。
手の内を知り尽くした同士の一戦は、どんな展開となるのか。自身も1995-96シーズンにビッグイヤーを掲げ、今シーズンはCLのTV解説も務めているユベントスのレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロにこの大一番の見どころや、勝負を分けるポイントを訊いた。
―――◆―――◆―――
手の内を知り尽くした同士の一戦は、どんな展開となるのか。自身も1995-96シーズンにビッグイヤーを掲げ、今シーズンはCLのTV解説も務めているユベントスのレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロにこの大一番の見どころや、勝負を分けるポイントを訊いた。
―――◆―――◆―――
それにしてもなんという決勝の組み合わせだろう! 時はまさにイングランド時代という感じだ。ヨーロッパリーグのファイナルがアーセナル対チェルシーになっただけではなく、なんとチャンピオンズ・リーグ決勝までもがイングランド同士の対決とは! 6月1日のマドリードでは、なにが起こってもおかしくない。
近年安定した強さを見せているリバプールは、僕がシーズン前から決勝候補に挙げていたチームだ。なにしろ僕のお気に入りのユルゲン・クロップ監督が、そのエネルギーと直感力で力強くチームを引っ張っている。
昨シーズンはチャンピオンズ・リーグ決勝でレアル・マドリーに敗れ、今シーズンのプレミアリーグではたったの1ポイント差で優勝を逃した。そのリベンジに燃えているだろう。
かたやトッテナムは「ポチェティーノの奇跡」とでも言おうか。昨シーズンはリーグ4位でぎりぎり出場権を獲得し、夏も冬もまったく補強がなかったにもかかわらず、マウリシオ・ポチェティーノ監督の下、クラブ史上初の決勝にたどり着いた。この躍進は、つい最近完成した彼らの新本拠地、トッテナム・ホットスパー・スタジアムに象徴されるような気がする。最新鋭のスタジアム、若く優秀な選手たち。トッテナムはこれからのチームなのだ。
先日、僕が経営するロサンゼルスのレストラン『ADP10』で、リバプールの決勝進出に喜ぶレブロン・ジェームスの姿を見た。その時、僕はすぐにもう一人のNBA選手の友人、スティーブ・ナッシュのことを思い出した。彼はトッテナムの熱烈なサポーターだ。彼は何度かスパーズの練習に参加しているほどのフリークだ。
両チームのキャラクラーを考えると、テンションが高くアドレナリンが出まくる、スペクタクルな戦いとなるだろう。とにかく見逃せないのは、7年ぶり(11-12シーズンのチェルシー以来)にイングランドのチームがヨーロッパ王者に返り咲くと言うことだ。もちろんトッテナムなら史上初、リバプールならミランに勝利した05年以来、14年ぶりCL優勝となる。
いったい何が起こるのだろうか? 今からわくわくする。
近年安定した強さを見せているリバプールは、僕がシーズン前から決勝候補に挙げていたチームだ。なにしろ僕のお気に入りのユルゲン・クロップ監督が、そのエネルギーと直感力で力強くチームを引っ張っている。
昨シーズンはチャンピオンズ・リーグ決勝でレアル・マドリーに敗れ、今シーズンのプレミアリーグではたったの1ポイント差で優勝を逃した。そのリベンジに燃えているだろう。
かたやトッテナムは「ポチェティーノの奇跡」とでも言おうか。昨シーズンはリーグ4位でぎりぎり出場権を獲得し、夏も冬もまったく補強がなかったにもかかわらず、マウリシオ・ポチェティーノ監督の下、クラブ史上初の決勝にたどり着いた。この躍進は、つい最近完成した彼らの新本拠地、トッテナム・ホットスパー・スタジアムに象徴されるような気がする。最新鋭のスタジアム、若く優秀な選手たち。トッテナムはこれからのチームなのだ。
先日、僕が経営するロサンゼルスのレストラン『ADP10』で、リバプールの決勝進出に喜ぶレブロン・ジェームスの姿を見た。その時、僕はすぐにもう一人のNBA選手の友人、スティーブ・ナッシュのことを思い出した。彼はトッテナムの熱烈なサポーターだ。彼は何度かスパーズの練習に参加しているほどのフリークだ。
両チームのキャラクラーを考えると、テンションが高くアドレナリンが出まくる、スペクタクルな戦いとなるだろう。とにかく見逃せないのは、7年ぶり(11-12シーズンのチェルシー以来)にイングランドのチームがヨーロッパ王者に返り咲くと言うことだ。もちろんトッテナムなら史上初、リバプールならミランに勝利した05年以来、14年ぶりCL優勝となる。
いったい何が起こるのだろうか? 今からわくわくする。