“強力トリオ”が揃ったリバプールがやや優勢。ポイントはトッテナムの2トップの「組み合わせ」だ【CL決勝展望】

カテゴリ:ワールド

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年06月01日

指揮官は煙に巻いたがケイン本人は…。

故障者/トッテナム=なし リバプール=ケイタ(MF)
出場停止/トッテナム=なし リバプール=なし

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 現地時間6月1日、チャンピオンズ・リーグ(CL)のファイナルが、アトレティコ・マドリーの本拠地メトロポリターノで開催される。リバプール対トッテナム。11年ぶりに実現したプレミアリーグ勢対決は、お互いに手の内を知り尽くしたチーム同士のハイレベルな一戦が期待される。

 この数週間、もっとも話題を集めていたのが、トッテナムの主砲ハリー・ケインだ。4月9日に行なわれたCL準々決勝・第2レグのマンチェスター・シティ戦で左足首を故障し、その後は戦線離脱を余儀なくされた。

 前日会見でマウリシオ・ポチェティーノ監督は、「まだ先発させるか決まっていない。練習を見てから判断する」と煙に巻いたが、その後のトレーニングでは通常メニューをこなしており、どうやらスタメンに名を連ねそうだ。本人も「問題はない」とコメントしているが、2か月近くも実戦から遠ざかっているため、試合勘やコンディションが気掛かりではある。

 そのトッテナムは、4-3-1-2のシステムで臨むと予想される。3月31日の敵地でのリバプール戦(プレミアリーグ32節)でも、1点を追う場面で3バックから4バックに変更して、すぐさま同点に追い付いている。後半アディショナルタイムにオウンゴールで決勝点を奪われ1-2で敗れたとはいえ、いいイメージが残っているだろう。

 鍵となるのが2トップの人選だ。ケインを先発起用するなら、シティとの準々決勝で2戦3発と大暴れしたソン・フンミン、アヤックスとのセミファイナル第2レグでハットトリックを決めたルーカス、そのどちらかを外さなければならない。

 各国メディアの予想も割れており、マウリシオ・ポチェティーノ監督がどちらをスタメンに選ぶのか、あるいは同時に起用するサプライズを用意するのか、その判断が注目されている。
 
 一方のリバプールは、怪我で長欠中のナビ・ケイタ以外の全選手が前日練習に登場。故障でシーズン終盤を欠場したロベルト・フィルミーノは、ミニゲームでラボーナによるゴールを決めるなど身体は軽そうで、問題なく先発するだろう。

 そのフィルミーノを中央に、左のサディオ・マネ、右にモハメド・サラーが並ぶ3トップがリバプールの最大の武器。この前線トリオを軸に立ち上がりから圧力をかけ、早い時間帯に先制できれば、一気に畳み込んで勝負を決するだけの破壊力を秘めている。

 今シーズンのプレミアリーグで、2位リパプールと4位トッテナムとの勝点差は「26」。直接対決でも前者が2勝している事実からも明らかなように、チーム力ではリバプールに分があるのは間違いない。

 トッテナムにとっては、前半をどう凌げるかどうかがポイントになる。後半勝負に持ち込み、スピードのソン・フンミン(あるいはルーカス)、高さのフェルナンド・ジョレンテという切り札を勝負どころで投入し、最後に流れを引き寄せたい。狙うのは、終盤のゴールで劇的な形で勝ち上がりを決めた、準々決勝、準決勝の再現だ。
 
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
 

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