「審判にとってエラーも経験の一部」と説明されたが…。
物議を醸したレフェリーは、2つの誤審が認められながらも、処罰なしというやや不可解な結末に終わった。
主役となっていたのが、ユベントスがミランを2-1で下した現地時間4月6日のセリエA31節で主審を務めたミカエル・ファブッリだ。不可解な判定が多く、とりわけミラン陣営やメディアから痛烈なバッシングを受けた。
例えば34分。ハカン・チャルハノールの右サイドから上げたクロスが、ペナルティーエリア内でタックルに入ったアレックス・サンドロに当たる。一度はCKと判定されたが、主審はVARを発動して映像確認へ。映像ではボールが右腕に当たっているのが明らかだったが、結局はハンドが認められなかった。
また別のシーンでは、ゴール前で交錯して倒れたマリオ・マンジュキッチが、アレッシオ・ロマニョーリを後ろから蹴り飛ばす。レッドカード級だったこの暴力行為も、主審もVAR担当も確認しておらず、見過ごされていた。
主役となっていたのが、ユベントスがミランを2-1で下した現地時間4月6日のセリエA31節で主審を務めたミカエル・ファブッリだ。不可解な判定が多く、とりわけミラン陣営やメディアから痛烈なバッシングを受けた。
例えば34分。ハカン・チャルハノールの右サイドから上げたクロスが、ペナルティーエリア内でタックルに入ったアレックス・サンドロに当たる。一度はCKと判定されたが、主審はVARを発動して映像確認へ。映像ではボールが右腕に当たっているのが明らかだったが、結局はハンドが認められなかった。
また別のシーンでは、ゴール前で交錯して倒れたマリオ・マンジュキッチが、アレッシオ・ロマニョーリを後ろから蹴り飛ばす。レッドカード級だったこの暴力行為も、主審もVAR担当も確認しておらず、見過ごされていた。
ユベントス絡みの試合はとりわけ微妙な判定が物議を醸してきたが、VARを使っても明らかなハンド&PKが見逃された今回は大きな論争を巻き起こす。そのためレーガ・カルチョと審判委員会は4月8日、セリエA全クラブの関係者を集めて緊急会議を開いた。
ミランからはジェンナーロ・ガットゥーゾ監督とアレッシオ・ロマニョーリ主将が参加した会議では、レフェリングやVARの基準が改めて説明されたが、職務停止などが取沙汰されていたファブッリ主審への処罰はなし。審判委員会のニコラ・リッツォーリ委員長は、ユベントス対ミラン戦で2つの誤審があったと認めながらも、こう説明している。
「今回の会議では、31節の具体例を話したわけではない。リーグ全般の話だ。ファブッリを職務停止にはしない。明白な間違いがあったのは事実だ。しかし、審判にとってエラーも経験の一部であり、そこから学んで改善されていく。VARは暴力行為にも介入される。もしあの試合でビデオが確認していれば、マンジュキッチにはレッドカードが出されていただろう」
ミランにとっては不運としか言いようがない2つの大きな誤審。結果が覆るわけもなく、ガットゥーゾ監督とロマニョーリ主将はメディアにコメントを残すことなく会議場を去っている。
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
ミランからはジェンナーロ・ガットゥーゾ監督とアレッシオ・ロマニョーリ主将が参加した会議では、レフェリングやVARの基準が改めて説明されたが、職務停止などが取沙汰されていたファブッリ主審への処罰はなし。審判委員会のニコラ・リッツォーリ委員長は、ユベントス対ミラン戦で2つの誤審があったと認めながらも、こう説明している。
「今回の会議では、31節の具体例を話したわけではない。リーグ全般の話だ。ファブッリを職務停止にはしない。明白な間違いがあったのは事実だ。しかし、審判にとってエラーも経験の一部であり、そこから学んで改善されていく。VARは暴力行為にも介入される。もしあの試合でビデオが確認していれば、マンジュキッチにはレッドカードが出されていただろう」
ミランにとっては不運としか言いようがない2つの大きな誤審。結果が覆るわけもなく、ガットゥーゾ監督とロマニョーリ主将はメディアにコメントを残すことなく会議場を去っている。
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部