「この2週間で再考する」と反町監督が明言! J1の壁に苦しむ松本の浮上の一手は?

カテゴリ:Jリーグ

大枝 令

2019年03月20日

力負けした広島戦で汲み取るべき課題はどこにあるのか

写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト編集部)

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 ぐうの音も出ない敗戦だった。
 
 J1リーグ4節。アウェーのエディオンスタジアム広島に乗り込んだ松本山雅FCは、紫色のホームチームに対してなす術なく敗れた。4日前にはガンバ大阪とアウェーでルヴァンカップのグループステージ2節を消化しているため、松本に戻らず関西地方に拠点を構えながら選手をやり繰りするマネジメント。リーグ戦のメンバーは前節からしっかり1週間のインターバルがあるため、可能な限り最善の状態でサンフレッチェ広島戦に臨んだはずだった。
 
 それなのに、手も足も出なかった。
 
 ここから松本が汲み取るべき課題はどこにあるのだろうか。互いに3−4−2−1のミラーゲームで、質的優位の差が如実に出た一戦。この日は、松本の右サイドでそれが最も顕著だった。岩上祐三が配置される右ウイングバックで、対面するのは広島の左ウイングバック柏好文。縦への推進力を封じるのに四苦八苦し、ボランチ藤田息吹、3バック右の服部康平ら周囲のサポートで2対1の数的優位を確保しながら封じる必要性に迫られた。
 
 だが、広島もシャドーの野津田岳人、3バック左の佐々木翔のオーバーラップなどで数的有利の局面を作ろうと試みる。岩上は「(逆サイドに)絞ってからのサイドチェンジで柏選手のところがフリーになって、佐々木選手が後ろから回ってきて数的不利の状況を作られていた。もっと服部と声をかけてやらないといけなかったし、90分通して全て後手を踏んでしまった」と唇を噛む。1対2や2対3などの状況が自陣右サイド深くで頻繁に発生した。
 
 失点したのも、柏のカットインから美麗なミドル。服部は国士舘大の先輩・柏の持ち味を十分に知っていてなおやられたことに悔しさをにじませ、「右脚で持たせないようにみんな意識していたと思うが、それを上回って振り切られて中に入られてシュートを打たせてしまった」と話す。
 
 個々の質的優位で相手を上回るのが難しいJ1新参の松本にとって「分かっていてもやられる」シーンは、初めてJ1に挑んだ2015年にも嫌というほど痛感したもの。守備に奔走したあげく脚が止まって最終盤に被弾する……という当時のケースがまだ起こっていないだけ、ある程度の進歩は感じさせるものの、このままでは「トップ15」という目標は徐々に、だが確実に霞んでしまう。どこに活路を見出せばいいのか。
 

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