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J3在籍時は「プールの先生」と二足の草鞋。松本山雅の闘魂CBが描くサクセスストーリー

カテゴリ:Jリーグ

大枝 令

2019年03月14日

「結果を残さないと仕事がなくなるんだという気持ちでいた」

強靭なフィジカルを武器とする服部は、188センチという高さを活かしてセットプレーのターゲットにもなっている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 大分トリニータの藤本憲明と同じように、松本山雅FCにも「シンデレラ」はいる。服部康平。国士舘大卒業後はJ3のSC相模原でアマチュア契約選手としてプレーし、J2の栃木SCから松本に加入してきた。188センチで厚みのある屈強な身体を活かして制空権を握り、開幕戦からリーグ戦3試合連続フル出場。「実力不足はもちろん感じるが、そこまで自分がやれないということはない」と一定の手応えを掴んでいる。
 
 相模原時代はサッカーの傍ら、プールのインストラクターをしていた。「大学時代はちゃらんぽらんだったが、社会人としての関わりや上司、後輩との関わりがあって人間性が磨かれたと思う」。今でもそのプールの関係者や子どもたちからは、J1のスターダムに駆け上がった「服部先生」が応援されている。「年数が経っちゃったから覚えている子も少なくなったかもしれないけど、ありがたい。自分が今サッカーをやっていることが当時関わっていた子たちに何か影響を与えられればいいなと思いながらやっている」という。戦う理由は、そこにもあるのだ。
 

 相模原での最終年に練習ではDFへコンバートされるようになったが、「入ってくることすべてが新鮮で、サッカーを始めたばかりのような気持ちになったしすごく楽しかった。何もネガティブな印象はなかった」という。栃木で初めてプロ契約を結び、「お金をもらっている以上は責任がある。サッカーにフォーカスして結果を残すためにどうすればいいのかと考え、結果を残さないと仕事がなくなるんだという気持ちでいた」。めきめきと頭角を現し、その目覚しい働きぶりが反町康治監督の目に留まって松本へ加入することとなった。
 
 磐田との開幕戦ではJ1の檜舞台に多少ふわふわした部分もあったというが、それ以降は「ジュビロ戦のように興奮してどうしようもなくなるようなことはなくなった」と場慣れした。前節の浦和レッズ戦では、セットプレーで日本代表DF槙野智章とマッチアップ。「初めて対峙してみて、テレビで見るまま熱い選手だと思った。逆に槙野選手の上から叩いたら『俺行けるんじゃないか?』って思って燃えた。だから何か出し抜こうと思って、『勝負できるボールが来てくれ』という感じで戦っていた」と不敵だ。
 
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