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【ACL展望】鹿島×ペルセポリス|悲願のアジア王座なるか? 先勝もアウェー戦へ楽観視できず

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2018年11月10日

鹿島が1点でも奪えば相手は4点以上奪わなければならない状況

鹿島の予想フォーメーション。果たしてクラブ20冠目となるタイトルを手にすることができるだろうか。

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 楽観視はできない。悲願のアジア王座を懸け、鹿島が臨む11月10日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦、ペルセポリス(イラン)戦。長距離移動に5時間半の時差、標高約1200メートル、そして空気がのどにはりつくアウェーのテヘランに舞台を移す。そこにそびえ立つアジア最大級のアザディ・スタジアムで待つのは、8万人とも言われる大観衆。2点のアドバンテージなぞ無効化されかねない異様な雰囲気を放つ。9日に行われた前日記者会見。大岩剛監督は「アウェーは難しいもの。(相手ファンの)人数と声の大きさでピッチ上ではコミュニケーションが取れないかもしれない。ジェスチャーなども含め、しっかり会話を成立させたい」と警戒した。
 
 条件が有利なのは確かだ。第1戦は複数得点を奪い、アウェーゴールも許さない2-0の完勝。勝利と引き分けはもちろん、1点差の敗戦や1点以上を奪っての2点差負けでも栄冠に届く。ただ、敵地ゆえの不安要素を考慮しないのは早計。指揮官も「0-0という意識で、立ち上がりからアグレッシブに試合に入りたい」と警戒する。
 
 相手は複数ゴールを奪うしか道はない。今大会5勝1分けで負けなしのホームという地の利も得て、一気呵成に出てくることは火を見るより明らかだ。第1戦で能力の高さは示した昨季国内リーグ得点王のFWアリプールらに対し、昌子源、チョン・スンヒョンの両センターバックが目を離さないのは絶対。ライン設定を高くすることはこぼれ球の回収率を高め、さらに相手のパスの出どころにも当たりやすくなる。監督は「しっかりした守備から効率良く得点することで、相手に焦りを与えたい」と絵図を描く。
 
 この11日間で4試合をこなす過密日程だが、状態に不安はない。11月6日のJ1リーグ32節・柏戦はACLシフトを敷き、先発メンバー全員をターンオーバーして3-2。きっちり主力を温存したうえで、公式戦3連勝を手にした勢いもある。想定される第2戦の布陣は、第1戦と同じメンバー。攻撃の核は、5試合連続ゴール中のセルジーニョと、今大会全13試合に先発出場する鈴木優磨の2トップだ。そもそも鹿島は1点でも奪えば、ペルセポリスは4点以上を奪うしかない状況に追い込まれる。日本代表初招集と勢いに乗る22歳の鈴木も「あすも、いつも通りチームを助けられるプレーをして、最終的にチームが勝っていればいい」と頼もしい。
 
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