【宮澤ミシェルのリーガ見聞録|第2回】良くなってきているのはセビージャ。“2強”と言えども盤石じゃない

カテゴリ:特集

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年10月06日

0-0でもあれだけ見ごたえがあると最高だね。

宮澤ミシェル氏がリーガの現状を解説する。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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7節のマドリード・ダービーは、スコアレスドローとは思えないほどの白熱ぶりだった。(C)Getty Images

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 ラ・リーガの現状を、リーガ解説のスペシャリストに訊くインタビューシリーズ『リーガ見聞録』。初回に続き、宮澤ミシェル氏が登場。第7節を終えた時点での気になるチームや選手について語ってもらった。
 
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■9月の戦いを振り返って
 
 なんといっても、マドリード・ダービーだよ。ホントに凄いなって思うね。不調だなんだって伝えられていても、相手のパフォーマンスが上がれば、平気で自分たちも上げてくるんだから。それをサポーターがガチンコで煽ることによって、モチベーションも自然に高まる。
 
 もともとすごいものを持っている選手たちだから、いろいろと好条件が重なると、次々に出てくるよね、びっくりするようなハイレベルのプレーが。クラシコ(バルセロナ対レアル・マドリー)もそう。それまで勝てないとか、点が取れないとかって言われていても、グーッと気持ちが入ったときにバーンって出てくるんだよね。彼らの持っている本当の凄さが。毎度のことながら圧倒されるよ。
 
 今回のマドリード・ダービーは、前半は完全にアトレティコ(のペース)。マドリーのプレスがまったくハマらなかったよね。ところが、後半になったらガラッと変わって、怪我のベイルに代わって出場したダニ・セバジョスが中盤でタメをつくりはじめた。
 
 ベイルは縦、縦、縦って感じでスピード任せになるから、それも絶対に必要なんだけど、周囲にうまく使ってもらえないと一本調子になっちゃう。その意味では、周りの選手を使ったり使われたり、その両方がハイレベルにできるイスコは、やっぱり重要なのかもね。とくに前半は感じたよ、ここにイスコがいれば、いいアクセントになってなにか変わるんじゃないかなって。
 
 
■大きかったマルセロの不在
 
 マドリーは、マルセロの欠場も痛かった。ナチョはなんでもできるけど、マルセロは左サイドで攻撃を作れちゃうじゃない? クロースやアセンシオらと一緒に。そこがナチョとのいちばんの違いだろうね。
 
 でもまあ、0-0でもあれだけ見ごたえがあるんだから最高だよ。速いな~とか、ここでテンポアップするのかとか、単純に身体の入れ方が上手いなとか。
 
 プロとしてやらせてもらっていた僕が見ても、「ああ、その読み!」とか思わず声を出しちゃうときあるからね。ゴディンの守備なんか、あれ、なかなかできないよ。失敗したら完璧に裏行かれるけど、すっとインターセプトのコースに足を出して、ワーっていっちゃうみたいな。

「それリスクのほうが大きくないか」っていつも思うんだけど、ちゃんといい仕事するんだよね。ファウルに見えない、ギリギリのやり方で。あれにはさすがに、トップレベルで凄いことやってるなって思うよね。

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