久保建英の背中を追う異質のドリブラー!FC東京Uー18期待の1年生が面白い

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2018年07月17日

苦境に喘ぐチームで躍動した角昂志郎の特長は?

中学時代から注目を集めていた角は世代別日本代表でも活躍。今夏の活躍次第では更なる飛躍も夢ではない。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 7月16日、高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEAST・9節が行なわれ、FC東京U-18は柏U-18に1-6の大敗。昨年のプレミアリーグチャンピオンシップを制したチームはまたしても勝利を掴めず、前半戦を9位で終えた。
 
 今季は元々、3年生が例年より少ない世代で開幕前から佐藤一樹監督も「厳しい戦いになるかもしれない」と苦戦を予想していたのだが、9試合で1勝という事態はさすがに想定の範囲外だろう。試合後、指揮官は「サッカーの本質的なところでまだ弱さがある。そこはまだやらないといけない」と語り、チームが苦境から抜け出せない現状に頭を悩ませていた。
 
 ただ、柏戦で光明がなかったわけではない。後半開始からピッチに入った1年生ドリブラー・角昂志郎の存在は、閉塞感が漂うチームに希望を与えた。
 
 サイドで何度も動き直して相手の背後を取り、ボールを受ければ勇猛果敢に突破。クロスやフィニッシュに繋がる回数こそ少なかったが、チームの攻撃は前半よりも明らかにスムーズになった。
 
 春先から大きな期待を懸けられていた角。佐藤監督も彼の一人立ちを待ち望んでおり、1年生ながらもプレミアリーグEASTで何度も出場機会を与えてきた。
 
 そんな注目株は、ほとんどがFC東京U-15深川と同むさしの出身者で占めるチームにおいて異色の経歴の持ち主。このドリブラーが赤青軍団の一員になったのはこの春からで、中学時代は武蔵野シティU-15に所属していたのだ。

 当時から実力は飛び抜けており、全国の舞台で活躍。昨夏のU-15クラブユース選手権ではエースとして躍動し、8強入りに大きく貢献した。

 来年のUー17ワールドカップ出場を目指す世代別代表でも、立ち上げからチームに参戦。角が高校進学時にどのクラブに進むかが、大きな関心事項だったのは言うまでもない。
 
 注目を集めていたなかで、角はFC東京U-18への加入を決断したのだが、本人に選択の理由を尋ねてみると、ひとつの答えが返ってきた。久保建英と一緒にプレーをしたかったというのだ。
【関連記事】
FC東京U-18戦で2発!柏U-18の注目ストライカーはトップ昇格を掴めるのか?
東福岡の右SBが赤丸急上昇中!プロスカウトを唸らせる中村拓海とは一体、何者なのか
【総体・出場校一覧】全代表校が決定!埼玉は”赤き血のイレブン”で知られる伝統校が9年ぶりに…
福島の有力校にJ入りも狙える逸材登場!勇猛果敢に仕掛けるレフティがブレイク間近
インターハイ敗退の流経大柏、「感涙の1勝」で失意からのリスタート

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ