インターハイ敗退の流経大柏、「感涙の1勝」で失意からのリスタート

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2018年06月28日

プレミアリーグの浦和戦で勝利を収めると、流経大柏の選手たちは…

関川郁万が試合終了直後に涙を見せるなど、この勝利は流経大柏にとって大きな意味があったことを伺わせた。写真:平野貴也

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 勝つことは難しく、とても嬉しいものだった。当たり前のことが、感情を大きく揺さぶっていた。
 
 23日に行なわれた高円宮杯U-18プレミアリーグEAST6節、2位につけていた流経大柏は、浦和ユースと対戦。相手に押され、見どころの乏しい内容だったが、必死に声をかけあって1-0で勝ち切った。
 
 タイムアップの瞬間、感極まった何人かの選手が、仲間の顔を見た瞬間に涙を浮かべて抱き合った。主将の関川郁万(鹿島入団内定)が「勝点3以上の喜びがあった」と話したとおり、リーグ戦の1勝とは思えない、風景だ。連覇を狙ったインターハイの全国大会出場を逃した敗戦から1週間。出直しの勝利だった。
 
 インターハイは、千葉県予選の準決勝で習志野に敗れた(1-2)。昨季の華やかな成績(インターハイで優勝、プレミアリーグ参入権獲得、選手権で準優勝)との落差は強烈だ。
 
「いやあ、もう大変だった。(選手たちは、インターハイ予選で)負けたことが、ものすごいショックで。本当に申し訳ないなと思ったくらい。俺の采配ミスだったしね。勝たせてあげられなくてごめんという感じだったけど、そんなことを言っても収まるような状態じゃなかった。やっぱり(全国に)行けなかったのは、大きい。大失敗だった」
 
 本田裕一郎監督は、次の目標に切り替えるのに苦しんでいたことを認めた。
 
 習志野戦は、自滅と言える内容だった。3年生中心のメンバー編成となったが、中盤に並んだのは、FWやDFが定位置の選手で、展開を作れなかった。MF熊澤和希が投げるロングスロー以外に攻め手がなく、前半の立ち上がりと終わりに守備が緩んで失点。ハーフタイムで下級生4人を投入して後半の立ち上がりに1点を返したが、習志野の粘りに苦しみ、同点に追いつくことはできなかった。
 
 出ていた選手は、結果が信じられなかった。試合に出られなかった選手は、仲間の姿が信じられなかった。慣れない布陣の難しさはあった。ただ、前半にスローインを得た際、誰もボールをもらおうとせず、近い選手にもらえと指示する選手も自身は連動して動かないという場面が何度もあったのは、必ずしもシステムや戦術を言い訳にできるものでもないだろう。
 

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