最後に重要な役割を担うキャプテン
ブンデスリーガ・第34節(最終節)
ハンブルク ― ボルシアMG
5月12日(土)15:30(日本時間5月12日22:30)キックオフ/フォルクスパルク(ハンブルク)
ハンブルク
前節までの成績:17位 勝点28 7勝7分け19敗 27得点・52失点
ボルシアMG
前節までの成績:9位 勝点47 13勝8分け12敗 46得点・50失点
注目ポイント
●ハンブルクは勝った上で、ヴォルフスブルクの結果次第
●酒井は相手の攻撃の核と対峙する「勝敗のキーマン」に?
●伊藤はドリブルとパスで相手DF陣を翻弄できるか!?
ハンブルク ― ボルシアMG
5月12日(土)15:30(日本時間5月12日22:30)キックオフ/フォルクスパルク(ハンブルク)
ハンブルク
前節までの成績:17位 勝点28 7勝7分け19敗 27得点・52失点
ボルシアMG
前節までの成績:9位 勝点47 13勝8分け12敗 46得点・50失点
注目ポイント
●ハンブルクは勝った上で、ヴォルフスブルクの結果次第
●酒井は相手の攻撃の核と対峙する「勝敗のキーマン」に?
●伊藤はドリブルとパスで相手DF陣を翻弄できるか!?
運命の最終節。ハンブルクはボルシアMGに勝った上で、勝点2差の16位ヴォルフスブルクがホームで最下位ケルンに敗れた場合のみ、自動降格を免れる(引き分けの場合は勝点で両チームは並ぶが、ハンブルクは10点差で勝つ必要がある……)。
まずは勝利が大前提となるが、9位のボルシアMGは簡単な相手ではない。前節、ハンブルクは来シーズンの欧州カップ戦出場を狙うフランクフルトに押し込まれて完敗を喫したが、ボルシアMGもヨーロッパリーグ圏内である6位への浮上にわずかながら望みを残している。
17節の対戦では敵地で1-3の敗北を喫した難敵に対し、ハンブルクはこれまでに勝利した試合同様、前線から最終ラインまで全選手がプレッシャーを相手にかけ続け、主導権を握る必要がある。
フランクフルト戦では右サイドを再三攻略されたことで、酒井高徳は戦犯扱いされてしまったが、クラブ史上初の降格時のキャプテンとなることを回避するためにも、より守備面での慎重かつ精力的な動き、そして機を見ての攻撃参加が求められる。
右SB起用の場合、ボルシアMGの攻撃の核でもあるアザールと対面することが多くなると考えられるだけに、日本人キャプテンは勝敗の鍵をも握るかもしれない。偉大な兄エデン同様のテクニシャンであるベルギー代表MFを抑えるとともに、得点源となるラファエウへのチャンス提供も封じたい。
好調を維持しながら、前節は「幻のゴール」以外に見せ場はなく、脳震盪で途中交代を余儀なくされた伊藤達哉は、今節もピッチに立つだろうが、ドリブルでの仕掛けとパス出しのバランスをうまく取り、相手DF陣を翻弄したいところだ。守備での執拗なチェイシングも不可欠である。
昨シーズンの最終節は、終了間際のヴァルトシュミットの勝ち越し弾で劇的な残留を果たしたハンブルク。今回、それ以上に難儀なミッションを果たし、2部リーグ3位チームとの入れ替え戦に進む権利を手にできるか。長く続いた戦いの結末に要注目だ。