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【バルセロナ×レアル・マドリー|採点&寸評】イエロー8枚、レッド1枚の大激戦! 1G1Aのスアレスに最高評価

カテゴリ:ワールド

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年05月07日

バルセロナ――強力2トップがチームを救う。

【警告】バルセロナ=スアレス(44分)、メッシ(45分)、ラキティッチ(85分) R・マドリー=ナチョ(12分)、ヴァランヌ(31分)、S・ラモス(44分)、ベイル(76分)、マルセロ(77分)
【退場】バルセロナ=S・ロベルト(45+3分)
【MAN OF THE MATCH】スアレス(バルセロナ)

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[リーガ・エスパニョーラ 第36節]バルセロナ 2-2 レアル・マドリー/5月6日/カンプ・ノウ

【バルセロナ|採点・寸評】
チーム 6

自分たちが思い描くポゼッションを中心としたプレーができず、正確な中距離パスを繰り出すマドリーの攻撃に振り回され、序盤から守備に追われる嫌な展開が続いたが、敵ゴール前で圧巻のプレーを見せたメッシとスアレスの2トップの力で、なんとか勝点1を獲得。指揮官が強いこだわりを見せる「無敗」を貫くことに、辛うじて成功した。S・ロベルトの退場による戦力ダウンがありながら、後半のマドリーの攻撃を1失点に抑えられたのは、前半だけで7本のシュートを放っていた相手のエース、C・ロナウドが負傷でベンチに退いた影響もかなりあった。

[GK]
1 マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン 6.5

シーズンを通して安定のプレーを披露してきた守護神は、この日もハイレベルなセーブを披露。27分、モドリッチのスルーパスに抜け出したC・ロナウドと1対1の状況になりながらも、完璧な対応を見せ、絶体絶命のピンチを救った。ふたつの失点に関しては、ほぼノーチャンス。ゴールを奪ったマドリーのアタック陣を褒めるべき。

[DF]
3 ジェラール・ピケ 6.5

最初の失点のシーンでは、C・ロナウドのパス&ムーブに振り回されたものの、その天敵が大事をとってベンチに退いた後半は、迫力が半減したマドリーの前線に対し、余裕を持ったディフェンスを見せた。ひとり少ない状況ながら、果敢にオーバーラップを敢行。中盤やFWの選手を助けていた。

18 ジョルディ・アルバ 5.5
イニエスタがパウリーニョと交代した後半途中からは、左サイドの広大なスペースをほぼひとりでカバー。得意の攻撃参加が影を潜めたのは、数的不利の影響が大きかった。ベイルに走り込まれた2点目のシーンを除けばミスらしいミスはなく、マークの対象がルーカス・バスケスに変わった試合終盤は、危なげないプレーに終始。ただし75分のプレーは、マルセロのシミュレーションと判断したレフェリーのジャッジに救われた感も。

20 セルジ・ロベルト 5(45+3分退場)
10分にスアレスのゴールをアシスト。コウチーニョとのコンビにはまだ改善の余地を残すが、この日も豊富な運動量とMF出身の選手ならではの確かなボールキープ、パスセンスを駆使し、右サイドで奮闘した。それだけに、マルセロとの“駆け引き”に敗れ、退場に追い込まれたのが残念でならない。

23 サミュエル・ウンティティ 5.5
対人プレーには圧倒的な強さを見せたが、マドリーの中距離パスによる揺さぶりに混乱をきたす時間帯も。C・ロナウドに押し込まれた1点目の場面ではベンゼマを見失い、2点目を奪われたシーンでは、事前のマークの受け渡しがうまくいかず、ベンゼマとベイルをひとりで見るような形になっていたところを、アセンシオに巧みに衝かれた。
 
[MF]
4 イバン・ラキティッチ 6.5

S・ロベルトの退場により、コウチーニョがベンチに下がった後半は、右サイドの広範囲をカバー。守備に追われる時間帯が多い中、時折披露した5~10メートルの距離を持ち上がる縦方向へのドリブルは、マドリーの守備陣に少なくないダメージを与えていた。オフサイドの判定に取り消されたものの、55分にはスアレスのゴールをお膳立てしてもいる。

5 セルヒオ・ブスケッツ 5
つなぎの部分では相変わらず正確なプレーを見せたが、守備面で苦戦を強いられた。2トップの守備の負担を減らすべく、ラキティッチと縦の関係をとりながら積極的に敵陣深くまでプレスをかけたものの、モドリッチとクロースの正確なパス回しに翻弄され、カウンターを許すきっかけに。14分にも、不用意な飛び込みでクロースに入れ替わられるという、失点につながるミスを犯している。

8 アンドレス・イニエスタ 5.5(58分OUT)
序盤は良質のボールコントロールと身のこなしでカンプ・ノウを沸かせたが、ひとり少なくなった後半は、インテンシティーで上回るマドリー守備陣にことごとく狙われ、持ち味を発揮できず。「最後のクラシコ」は不完全燃焼で終わった。

14 フィリッペ・コウチーニョ 4.5(46分OUT)
前半だけで交代となったのは、後方を守るS・ロベルトの退場の影響だが、30分のクロスは大きく精度を欠き、34分のトラップミスは敵の逆襲のきっかけに。さらにその1分後にも、なんでもないパスをカットされた。宿敵とのラストバトルに臨んだイニエスタに対し、こちらは「最初のクラシコ」となったが、守備面での貢献も低く、全体的にプレーに入り込めていない印象。退場者が出なくてもフル出場には値しない出来だった。
 
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