「キャリア最高の傑作だ!」ジダンが認めた超注目銘柄のゴラッソに欧州が熱狂!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年02月27日

リヨン移籍を薦めたのはほかでもないあの名将

リヨンで期待通りのハイパフォーマンスを連発しているマリアーノ。本人は「このチームで来季、CLを戦いたい」と意欲を見せている。(C)Getty Images

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 リーグ・アンを席巻するストライカーが、圧巻のゴラッソを蹴り込んだ。
 
 現地時間2月25日のリーグ・アン27節、サンテティエンヌ戦。リヨンが誇るエースでドミニカ国籍のFWマリアーノ・ディアスがこの大一番、ローヌ・ダービーでファインゴールを決めてみせた。19分、CBマルセロのロングフィードをエリア内で胸トラップすると、浮き球を右足でリフティングして、マーカーふたりを軽やかに交わす。GKの位置を的確に見定めて、冷静に左足で流し込んだ。巧さ、強さ、身体能力の高さがミックスした美弾に、ホームスタジアムは熱狂に包まれた(試合は1-1で終了)。
 
 フランスのサッカー専門誌『France Football』は「またリヨンのエースがセンセーショナルなゴールを決めた」と評し、衛星放送局『EUROSPORTS』は「マリアーノのセンスが凝縮されたエンターテインメントだ」と描写。さらにスペインの全国紙『AS』は「彼にとってキャリア最高の傑作だろう。こんなゴールは滅多にお目にかかれない。乗りに乗っている」と称え、動画付きで紹介している。欧州中のメディアから賛辞の声が相次いだ。

 
 マリアーノは昨夏に鳴り物入りでレアル・マドリーから入団した24歳。“白い巨人”の下部組織で才能を磨かれ、プロになってからはBまたはCチームで研鑽を積んだ。ジネディーヌ・ジダン監督の評価は高く、昨シーズンはついにトップチームで公式戦14試合に出場し、5得点をマークした。しかしシーズン終了後、マリアーノは愛するマドリーに別れを告げるのだ。苦渋の決断だったと本人が振り返る。
 
「ようやく試合に出始めたのになぜマドリーを離れるのか、とよく訊かれた。去年のオフ、僕の元には20のクラブからオファーがあったんだ。自分にはほかに可能性がある、飛び出すならいまだと考えるに至った。その時はまだ(アルバロ・)モラタのチェルシー移籍は決まっていなかったし、(ボルハ・)マジョラルが(ヴォルフスブルクから)戻ってくることが決まっていたしね。正直、出場機会は減るだろうと踏んでいた」
 
 20もある選択肢から、なぜリヨンを選んだのか。背中を押したのはほかでもない、ジダン監督そのひとだったという。
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