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【選手権】2戦6発! 魅力溢れる帝京大可児の攻撃サッカーは今大会に旋風を巻き起こすか?

カテゴリ:高校・ユース・その他

竹中玲央奈

2018年01月03日

堀部監督も「見ていて面白かった」と称賛!

2ゴールで逆転勝利に貢献した大森(14番)。最後までつなぐサッカーを貫き、2回戦を突破した。写真:徳原隆元

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[高校サッカー選手権2回戦]滝川二 2-3 帝京大可児/1月2日/駒沢
 
 開始20分でCKから2失点したものの、怒涛の攻撃サッカーで3点を返した。放ったシュートはなんと18本。決定機の数は3得点の場面を含め9回はあった。

 
 帝京大可児は、勝つべくして勝ったと言える。そして、なによりも見る者に向けて、「このサッカーをもっと見てみたい」と思わせる内容であった。
 
「僕も見ていて面白かった」
 堀部直樹監督もこう語る。
 
 4-3-3のフォーメーションで並ぶ最前線の3人の平均身長は168センチと非常に小柄だ。しかし、それぞれが基礎的な足もとの技術と機動力に長けると同時に、狭いエリアで受けることを恐れない。その最前線の彼らに対して最終ラインと中盤の選手が積極的にボールを渡していくこの攻撃は、ただつなぐことを目的としているのではなく、しっかりとその先のゴールを見据えていることが分かる。
 
「DFの間は空くから、そこに入れようと。動かして、空いたところに入れる。ポゼッションは『何のためにしているんだ?』と言えば、相手をずらしてスキを作るためだからという話をしている。そこを使わなかったら意味がない。だから縦パスも(今日の試合で)出たのかなと思います」(堀部監督)
 
 立ち上がり20分での2失点はともにCKであり、ここは課題があるように見える。しかし、「上背がない」(本多訓大主将/3年)チームにとって、こういった形での失点は致し方ないと割り切れた部分があるようだ。
「自分たちはセットプレーに弱いのは分かっていたので。普通に決められるよりはダメージはなかった。それでももう一度取れるという自信はあったし、いつもどおりプレーすることを心がけました」とは積極的なドリブルと裏に抜けるプレーでチャンスに幾度も顔を出した11番、久保藤次郎(3年)の弁だ。
 
 立ち上がりこそ硬さがあったものの、2失点してからは完全に帝京大可児ペースだった。一人ひとりの運ぶ、かわす、つなげるという技術が際立ち、滝川二の守備網を剥がしていく攻撃は見ていて小気味良い。そして完璧なカウンターで前半21分に1点差とすると、後半にも猛攻を仕掛け、後半5分と同31分に14番の大森颯樹(3年)がネットを揺らして逆転勝利を手繰り寄せた。

【選手権PHOTO】2回戦 滝川二 2-3 帝京 0-2からの逆転劇を演じた帝京が3回戦進出
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