【U-18プレミアリーグ】強豪チームの現在地|清水ユース編

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2014年05月14日

エース北川の不在も無傷の5連勝を飾る。

清水ユース
チーム拠点:エスパルス三保グラウンド
静岡県静岡市清水区三保2695-1
クラブ創立:1991年
主なOB:高木純平、杉山浩太、長沢 駿、石毛秀樹(いずれも清水)、枝村匠馬(名古屋)、山本真希(川崎)など (C)SOCCER DIGEST

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 とにかく勢いが止まらない。開幕3連勝で迎えた4節の青森山田戦では、1-2でリードされた80分に、途中出場のMF柴田祐輔が同点ゴールを挙げ、89分にはMF西澤健太が逆転ゴール。
 
 続く5節の鹿島ユース戦でも、やはり1-2で迎えた88分に、昨年のU-17ワールドカップメンバーのMF水谷拓磨が同点弾を挙げると、さらに後半アディショナルタイムの90+4分に、またも途中出場の柴田が、DF宮本航汰、MF沼野誠也とつないだボールを蹴り込んで2試合連続の逆転勝利。開幕から無傷の5連勝を飾った。
 
「出来すぎ。ウチは例年、スタートには弱いんだけど、こういうミラクルが起きているのは本当に凄いよね」

2008年から清水ユースを率いる大榎監督。開幕5連勝にも「出来すぎの面もある」と気を引き締める。 (C) SOCCER DIGEST

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 大榎克己監督がこう語るように、例年の清水ユースは、リーグ前半は思うように結果を残せず、後半戦に猛烈な追い上げを見せるチームであっただけに、この躍進は正直予想できなかった。さらに開幕前、チームは大きな痛手を負っていただけに、その予想はより困難であった。
 
大きな痛手とは、FW北川航也の負傷離脱だ。北川は類稀なる才能の持ち主で、清水の下部組織史上においても屈指のタレントと評されており、この世代においてもナンバーワンアタッカーとの呼び声が高い。しかし、絶対的なエースだった彼は、リーグ開幕前のスペイン遠征で負傷し、復帰予定は8月という長期離脱を強いられることとなった。
 
「航也の離脱はチーム力の半減どころか、4分の1になるよ。それくらい大きな存在」と大榎監督もその痛手をストレートに語っていた。しかし、リーグ戦の結果はこれ以上ないものになった。
 
「もちろん航也がいれば、もっと楽な展開になっていると思う。でもやっぱり『北川がいないから勝てない』とは絶対に言われたくなかった」
 
 攻守の要となっている水谷がこう語ったように、選手たちの意地が大きなモチベーションとなり、チームに勢いをもたらした。さらにこの意地は、清水ユースのサッカーそのものにも大きな変化をもたらした。
 
「航也ひとりいれば、アイツが裏に抜け出したり、ボールを収めたりして、チャンスを作ってくれるし、必ず点を取ってくれる。でも今はいないので、全員で守って、全員で攻撃する意識を共有しています。航也の個人技に頼るのではなく、チーム全員で駆け引きをしながらボールを回して、3人目の動きなどで、全員が裏を狙う意識を持っている。それがいい方向に出ていると思う」(水谷)
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