もうチャンスはないと思われていたが急に出番が。
これから最終節までのひと月を、ミランでの最後の花道にしてやろうという親心――。いや、これは無理がありすぎる。どうしても得点が欲しかったゆえの必要に迫られての起用――。まあ、これが正解だろう。
そう、4月23日のエンポリ戦(セリエA33節)における最後の10分、いや正確には9分45秒の本田圭佑の出場のことだ。背番号10は87分に途中出場し、既定の2分のあと、7分45秒のアディショナルタイムでプレーした。
ほんの少しの出番ではあったが、この起用はニュースとなった。なぜなら本田がミランのユニホームを着てピッチに立ったのは、1月25日のユベントスと戦ったコッパ・イタリア準々決勝(90分からの交代出場だったが)ぶり、セリエAに限ると実に昨年12月12日のローマ戦(6分間プレー)ぶりだったからだ。
今回の出場のおかげで本田は、ミランでの公式戦出場数がちょうど90となった(ゴール数は10)。分数に直すと5882分で、本田は1試合平均で65分間をプレーしてきた計算になる。これは決して悪くはない数字だ。この3年間、悪い時だけではなかったことがこのデータからも読み取れる。
とにかく今回のエンポリ戦では、前節のミラノ・ダービー(2-2のドロー)と違い、指揮官のヴィンチェンツォ・モンテッラがやっと本田の存在を思い出したようだ。私を含めて現地記者のほとんどは、もう日本人MFにはチャンスが与えられないと見ていた。ベンチに座ったままシーズンを終え、そのまま契約満了で退団するものだと。しかし、出番は急に訪れた。
なにがなんでも負けたくなかったインテル戦で2点を先行されたモンテッラは、カルロス・バッカ、ジャンルカ・ラパドゥーラ、スソ、ジェラール・デウロフェウ、ルーカス・オカンポス、マティアス・フェルナンデス(前線に上がった)と持てるだけのアタッカーを投入したが、本田はベンチに残されたままだった。
今回も残留争いをしているエンポリを相手に同じく先に2失点し、モンテッラはまたも攻撃に偏った戦い方に出た。本田は疲れが見えていたスソと交代し、バッカ、ラパドゥーラ、オカンポス、デウロフェウと共にプレー。トップ下に入りながら右サイドにも気を配った。
そう、4月23日のエンポリ戦(セリエA33節)における最後の10分、いや正確には9分45秒の本田圭佑の出場のことだ。背番号10は87分に途中出場し、既定の2分のあと、7分45秒のアディショナルタイムでプレーした。
ほんの少しの出番ではあったが、この起用はニュースとなった。なぜなら本田がミランのユニホームを着てピッチに立ったのは、1月25日のユベントスと戦ったコッパ・イタリア準々決勝(90分からの交代出場だったが)ぶり、セリエAに限ると実に昨年12月12日のローマ戦(6分間プレー)ぶりだったからだ。
今回の出場のおかげで本田は、ミランでの公式戦出場数がちょうど90となった(ゴール数は10)。分数に直すと5882分で、本田は1試合平均で65分間をプレーしてきた計算になる。これは決して悪くはない数字だ。この3年間、悪い時だけではなかったことがこのデータからも読み取れる。
とにかく今回のエンポリ戦では、前節のミラノ・ダービー(2-2のドロー)と違い、指揮官のヴィンチェンツォ・モンテッラがやっと本田の存在を思い出したようだ。私を含めて現地記者のほとんどは、もう日本人MFにはチャンスが与えられないと見ていた。ベンチに座ったままシーズンを終え、そのまま契約満了で退団するものだと。しかし、出番は急に訪れた。
なにがなんでも負けたくなかったインテル戦で2点を先行されたモンテッラは、カルロス・バッカ、ジャンルカ・ラパドゥーラ、スソ、ジェラール・デウロフェウ、ルーカス・オカンポス、マティアス・フェルナンデス(前線に上がった)と持てるだけのアタッカーを投入したが、本田はベンチに残されたままだった。
今回も残留争いをしているエンポリを相手に同じく先に2失点し、モンテッラはまたも攻撃に偏った戦い方に出た。本田は疲れが見えていたスソと交代し、バッカ、ラパドゥーラ、オカンポス、デウロフェウと共にプレー。トップ下に入りながら右サイドにも気を配った。