【ミラン番記者】本田圭佑がベンチで、「背番号10」の役割を他が担う歪すぎる事態

カテゴリ:海外日本人

マルコ・パソット

2017年03月23日

指揮官の言う通りアンラッキーだったのは間違いないが…。

本田は3月19日のジェノア戦も出番なしだった。現在は日本代表に合流中。写真:Alberto LINGRIA

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 ミランの指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラは、数日前にこう言っていた。
 
「本田圭佑はアンラッキーだった。まずは最初にちょっとした怪我をし、その後に高熱を出した。今はまだ100パーセントの体調ではない。しかし、私は変わらず彼のことを信頼している。なぜなら本田は真のプロフェッショナルで、常にチームのためにある」
 
 一語一句もっともである。
 
 最初の“アンラッキー”という言葉は、1週間前にもモンテッラは使っていた。もし本田がユベントス戦(3月10日のセリエA28節)2日前の練習で打撲をしていなかったら、このビッグマッチの後半で彼の姿をピッチで見られた可能性は高かった。
 
 しかし、怪我のおかげで本田はベンチにさえも入れず、そしてその後にはインフルエンザだ。ベンチ入りできないほど酷い状況ではなかったが、それでもモンテッラがジェノア戦(3月19日のセリエA29節)で起用を見送る十分な理由にはなった。
 
 こうして本田が1分もプレーしない試合は、セリエAで13試合も連続することになった。その理由をテクニカルや戦術だけで片づけるにはあまりにも非現実的すぎる。なぜならこの間、本田のように1分もプレーしていないフィールドプレーヤーは、ミランには他に一人もいないのだ。
 
 この日はアレッシオ・ロマニョーリ、ホセ・ソサ、カルロス・バッカが出場停止、リッカルド・モントリーボ、ジャコモ・ボナベントゥーラ、イニャツィオ・アバーテ、そして本田のライバルであるスソが怪我で不在。プレータイムを得る千載一遇のチャンスだったのだが……。
 
 このジェノア戦は、本田にとっては特別な思い入れのある試合だったはずである。過去の良き時代への郷愁。昨年2月14日の試合では、本田はゴールを決めている。それが今のところミランで決めた最後の得点であり、このままロッソネーロでのラストゴールとなる可能性が高い。
 
 ほんの1年ちょっと前の話だが、まるで前世のことのように遠く感じる。この頃の本田は常にレギュラーとしてプレーし、当時のシニシャ・ミハイロビッチ監督、そしてその後を引き継いだクリスティアン・ブロッキの信頼も得ていた。当時は誰もが、本田のスタメン出場を当たり前のように思っていたのだ。

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